FiCtionTOKYO

2009年8月25日 (火)

鹿島を出よ

戦場に咲いた一輪の花のような。スタジアム外の焼鳥屋さんで働く、どう見ても場違いな女性が印象的だった。8割の美しさに2割の疲れをコーティングした、艶のある黒い髪。ここまで書いただけで、ピンときた人もいるのではないかな。大きな瞳と、もの悲しげなうなじ。どうして貴方がこんなところで働いているの?テントの裏にこっそり呼び出し、そこのテーブルで食事している客を蹴散らして、彼女に聞いてみたくなるのが、男の性。

彼女はうっすらと涙で濡れた瞳を僕へ向け、堰を切ったように早口で訴える…一緒に逃げてくれと。『お願いします…私、追われているんです!』誰に、何故追われているのか、そんな事はこの際どうでもいい。美女に逃避行を迫られるという、実に甘美なシチュエーションを楽しめないなら男じゃない。しかし思わず口から出る本音。『せっかくだから、試合が終わるまで待ってもらえませんか?』バスツアーの費用だって、もったいないし。

『貴方は何もわかってない』突然ヒステリックに叫ぶ彼女。実は激情家でもあるのかと、密かに驚きながら耳を傾ける。試合終了までこのスタジアムに残っていたら、橋の向こうまで脱出するのに何時間かかると思っているの!ここは天然の要塞なの。どれだけ危険なところかわかっているの?どうしてそんなに怒られなきゃならんのです?そう反論できないのは単に美女に弱いからだ。エプロンを脱ぎ捨てた彼女の手をつかみ、僕は脱出する。

敵地へ乗り込んでおきながら試合を見届ける事なく、それどころかモツ煮の一杯も食べる事なく、僕はスタジアムへ背を向け、一気に走り始めた。あらゆる意味で東京サポーター失格というべき選択だった。次の瞬間、僕と彼女は、苫小牧のフェリーターミナルで借りた帯広ナンバーのカローラで十勝方面へ逃走しているというのだから、土曜ワイド劇場の見過ぎである。『私たちの事がもうニュースになっているわ』何故か彼女は楽しそうだ。

逮捕状が出たら出頭しよう。実に脈絡のない展開にそろそろ僕自身、夢を見ているのだと意識下で気づきだす。『結局試合はどうなったの?』携帯電話から視線を逸らさず彼女は答えた。『知らないほうがいい事ってあると思うの』何故あの地に監禁されたのか、何故何者かに追われているのか、繰り返し聞いた質問に対する回答と同じだった。突然彼女が声をあげて笑い始めた。鹿島から北上する道中、彼女が初めて見せた素敵な笑顔だった。

悪戯っぽく微笑み、携帯電話を僕に渡した。液晶画面いっぱいに中村北斗の凛凛しい顔が映し出されていた。どうせ業者が運営しているのだから、彼に悪気はないのだろうけど。でも、あの試合の直後にコレはないわよね。チーム状況とブログ記事の温度差があまりに大きいと、サポーターとしても複雑な気分。せめて試合について一言でいいから触れてほしいよね。背番号だけでなくこんなところも継承しているのかな…やけに内情に詳しい。

『去年、そう、あのひどい霧の夜。試合後、濃霧のせいで道に迷ったとき、あの焼鳥屋に助けられたの。でもパスポートを没収された挙句、強制労働を強いられた。東京がカシマで勝つまでは帰さないって。もちろん何度も脱出を試みたわ。でも無理なの。コンビニはないし、携帯電話の電波も届かない。たとえ国境周辺までたどり着けたとしても、神宮橋付近にはライフルを抱えた監視兵が目を光らせてる。バスの渋滞だって検問が原因なの』

夢ならではの強引なオチまで添えて、彼女は自ら東京サポーターである事実を告白した。驚きはさらに続いた。十勝平野を貫く国道の前方が、突如として霧に覆われた。たまらず減速したカローラが迷彩色のジープ数台に囲まれる。霧の正体は催涙弾の白煙だった。エンジ色の軍服を纏った「国境警備隊」の兵士たちが、煙にむせぶ彼女を車外へ引きずり出す。視界を完全に遮られた僕は、無抵抗のままジープのエンジン音を聞くほかなかった。

耳だけは機能した。身柄を拘束された彼女の凛とした声が、確かに聞こえた。『お願い!反撃の夏は終わっただなんて、口が裂けても言わないで!カシマで勝ってくれさえすれば私は解放されるの。リーグ戦だけでなく、カップ戦でも認めるって、焼鳥屋の親爺さんが言ってた。どういう意味かわかる?ナビスコじゃダメなの。ACLに進出しないかぎり、鹿島との対戦は増えないの。だから勝って…そして私をあの要塞から救い出して頂戴!』

2009年08月25日付
現在の青赤指数=59(→)
■■■■■■■■■■10発狂
■■■■■■■■■■
20絶望
■■■■■■■■■■
30暗鬱
■■■■■■■■■■
40不安
■■■■■■■■■■
50平常
■■■■■■■■■□60希望
□□□□□□□□□□70幸福
□□□□□□□□□□80歓喜
□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎タイトルは村上龍のパクリ

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2009年2月20日 (金)

モザイクの向こう側(前篇)

城福東京怒濤の開幕連勝!得失点差で首位をキープ!平山「新・開幕男」襲名!(以下省略)…まで、あと一ヶ月を切った。宮崎県は都城でのキャンプも終盤、チームは予定された練習試合を消化しながら、2年目を迎えたMoving Footballの完成度向上を図っている。この時期、ファンにとって貴重な情報源となるのが、クラブの公式サイトだ。練習試合の結果を伝えるテキストと画像が随時掲載されるのが嬉しい。得点者のコメント・生い立ち・妻との馴れそめといった「詳細」は速報対象とはならないが、さすがにそこまで求めるのはファンとしても贅沢に過ぎるだろう。

スコアと出場メンバー、これで十分なのである。むしろ提供される情報が少ないほうが、想像がかきたてられて楽しい事もある。どうせ金曜の夜(目黒邑プレゼンツ「FC東京ホットライン」)まで映像はお預けなのだから、都合の良いイメージだけ膨らませてヘラヘラしておけば幸せなのだ。なんでもかんでも見たがるのは青い証拠、見えないなら見えないなりに自己処理するのが大人の所作。そんなわけで今日は午前午後のダブルヘッダー、城南一和とヴァンフォーレ甲府との練習試合だ。公式サイトの寸評から読みとれる事、読みとらなくていい事まで書いてみようか。

Match 01 vs 城南一和 50分×2本

必要以上の緊張感を伴う「K」との遭遇。練習試合であろうとハードに仕掛けてくる韓国勢、これまで負の事例を散々みせられてきただけに『やめておけばいいのに』と感じたファンも多かったのではなかろうか。記憶に新しいグアムの事件、決して他人事ではないのだ。ブルーノクアドロスを襲った悲しみの2008年、思えば失意の連鎖はあの脱臼に端を発していた。そんな経緯もあり、特別な思いでこの試合に臨んだブルーノは、開始前から完全な「武闘派」モードに切り替わっていた。猛禽類のように鋭い視線を送り、セレッソ仕込の関西弁でヤ○ザな専門用語を並べる。

『ワレいちびっとったらホンマいてまうぞコラ!』敵を睨みつけ、鋭い牙を剥く。突然発された怒声が地を揺るがす。あの端正なマスクでこんな言葉を浴びせられたら、誰だって驚く。事実、ちょっとした殺意すら漂わせるブルーノの姿を目にした東京イレブン(マイナス1)に、瞬時にして緊張が走ったという。そこにいたのは2005年の彼だった。累積警告で出場できなかった最終節、スタンドから見届けた惨劇。夢は一瞬にして砕け散り、季節外れの桜花が散った。わずか数秒の間に世界が転覆する事を知ったあの日のブルーノには、怒りの矛先を向ける場所がなかった。

韓国人相手に標準語も関西弁もあったものではないが、ブルーノが発した敵対的TOB(トコトンオマエボコボコニシタル)の空気を察知した城南サイドもヒートアップ。降りしきる雨のなか、予想通り試合内容も荒れ模様となった。試合開始早々に今野泰幸が先制点を奪う。公式サイトの寸評からもその奮闘ぶりが伺える。積極的に前線へ侵出する今野、とにかくゴール前で数多くプレーに絡んでいるようだ。一方が上がれば他方が下がる、両ボランチが釣瓶のバランスをキープして試合を操作するのが定石だが、今回にかぎっては両者の思惑もあり、そうはならなかった。

背番号4の思惑…今日ばかりは試合でなく喧嘩。オフ・ザ・ボールのエリアこそが復讐の場だ。東京が攻め込む場面は人々の目がそちらへ集中する。その隙に中盤を制圧し、敵を殲滅してやるのだ。ガツン!バコン!レフェリーの死角を突いた凶器攻撃が火を噴いた。肘・膝・頭といった身体部分に留まらず、携帯電話・パイプ椅子、挙句の果ては「バールのようなもの」まで使って城南の選手を血祭りに。『反則ハ3秒マデネ』悪霊が憑依したかのようなトランス・ブルーノ。異変に気づき制止に入った梶山陽平だったが、哀れ凄まじい威力の頭突きを喰らうハメとなった。

【交代】梶山陽平→大竹洋平 ※1本目 35分

背番号6の思惑…1メートルでも前へ上がりたい。ブルーノの近くにいるのはあまりにも危険だ。あの怒声、あの視線。過去に一度だけ体感した「怒れるクアドロス」。後頭部に焼けるような痛みを感じたあの日、憤怒の表情を浮かべたブルーノは、両眼から発するレーザーで自分の身体を焼こうとしていた。天使の如く優しい男に潜む、悪魔の顔。『切レタラ何スルカ判ラナイ』かつてそう打ち明けてくれた男が、韓国勢へのリベンジを果たすため大暴走している。別人格に支配された今のブルーノが、何かのはずみで2005年を思い出したらどうなるのか…嗚呼、恐ろしい。

「長居は禁物」と言ったか言わぬか、棲み慣れたボランチのプレー領域を飛び出した今野は、何かに追われるかのように敵陣へ攻め込み続けた。とにかくブルーノから離れたい、その一心でピッチを駆け続けた。広い世界できっと彼だけが感じる恐怖、今野の苦しみは2本目の21分まで続いた。その後の今野、つまりブルーノがベンチに退いた事で自縄自縛の罠から解き放たれた今野は、城福監督に『今までの中で1番フィットしている』と言わしめる動きを披露、44分にこの日2点目となるゴールを奪う。ふとベンチに目をやると、笑顔で拍手を送るブルーノの姿があった。

2008年02月20日付
現在の青赤指数=61(▼)
■■■■■■■■■■10発狂
■■■■■■■■■■
20絶望
■■■■■■■■■■
30暗鬱
■■■■■■■■■■
40不安
■■■■■■■■■■
50平常
■■■■■■■■■■60希望
□□□□□□□□□70幸福
□□□□□□□□□□80歓喜
□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎下降要因:
・カボレ再び機上の人に(▼1)

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2009年1月 2日 (金)

2009年初夢10大ニュース(下半期)

※『2009年初夢10大ニュース(上半期)』よりつづく

NEWS <06> 2009/07/19
国見一派、絶好調も一転謝罪!
仏頂面の代名詞だった平山相太&徳永悠平の仲良しコンビに変革の時が訪れた。アビスパ福岡から移籍した中村北斗がブレイク、その人気に嫉妬を露にしたのだ。『同じ国見高校出身として感じるところがある(平山)』『笑顔はホクトと同じくらい可愛いと思う(徳永)』ふたりが選んだ作戦は安易な抱き込み。3人並んで人気アイドルグループ「パフューム」の物真似を披露したところ、キモカワぶりがサポーターに馬鹿ウケした。ところが本物のパフュームファンがこれに激怒。『北斗はともかく残りのふたりは謝れ』と抗議騒動に発展。平山・徳永の連名で謝罪文を発表し、パフォーマンスの封印を約束する異例の結末を迎えた。

NEWS <07> 2009/09/06
真夏の夜の夢、浅利台風上陸!
台風16号の関東接近により延期も検討されたナビスコカップ準決勝が強行開催された。前年度覇者・大分トリニータにアウェーゴールを許す苦しい展開からチームを救ったのはベテラン・浅利悟だった。後半ロスタイム、CKからこぼれたボールを右足で叩きつけたシュートは想像の範疇を超える弾道を描き、筆舌に尽くし難い衝撃とともにゴールへ突き刺さった。これに興奮が過ぎたサポーター数名が失神、救急車が出動する騒ぎに。また、この試合を観戦していた某中東クラブ関係者が、当初の視察対象だったカボレから狙いを浅利一本に切り替える事に。『クラブ名をアルアサリに変えてでも獲得したい』との発言が話題を呼んだ。

NEWS <08> 2009/11/14
天皇杯で「出島」騒動、再び!
他クラブ関係者も『カップ戦だけならワールドクラス』と認める平山相太が何故かカップ戦では確実に大爆発。天皇杯5回戦でも地元・九州で大暴れ、出場時間78分で4得点をマーク、大勝に花を添えた。屈辱的な惨敗を喫するとともに早くも2シーズン連続の無冠が確定した相手チームサポーターの怒りが爆発。暴徒と化した彼らは選手・監督との話しあいを要求、バスを囲むだけにとどまらず、近隣のJR主要駅ならびに長崎空港まで封鎖するというタイ人も真っ青、いや真っ赤な暴挙に出た。選手たちはタクシーと在来線を使いどうにかこうにか“大脱走”に成功するも、クラブにはJリーグ史上最高金額の罰金支払が命じられた。

NEWS <09> 2009/11/28
満員の味スタ、熱闘に揺れる!
大願成就の一日は思いもよらぬ感動で幕を開けた。塩田仁史、権田修一のGKコンビよりも早く姿を見せたのは他ならぬ城福浩監督。ピッチ中央に歩を進め、グルリとスタジアムを見渡した指揮官は、立錐の余地もなく埋まったスタンドを確認して、大きなガッツポーズを披露、試合開始前から「城福トーキョー」コールが響き渡った。悲願の優勝がかけられた大一番、報道関係者だけでなく、一般来場者にも先着4万人に大入袋が配られた。試合前には先に権利確定を決めた翌シーズンのACL専用サード・ユニフォームが披露、大観衆の喝采を浴びた。完全に“できあがった”ホームが進化したムービングフットボールに酔いしれた。

NEWS <10> 2009/12/31
千駄ヶ谷ホープ軒、営業放棄!
十分なまでの経験を積んだ選手たちは、何処までも貪欲になっていた。経験を積んだのはサポーターも同じだった。チケット争奪戦に乗り遅れても、焦らず騒がず、準決勝の試合後に相手チームのファンから買い取る術を習得できていた…。奪えるタイトルはすべて奪いたい、選手たちは依然として飢えていた。飢えていたのはサポーターも同じだった。明治公園にテントを張った彼らは、年越しそば代わりにラーメン屋を急襲。突如発生したイナゴの大群に、創業1961年の老舗ラーメン屋は食材の枯渇により『前例がない』営業中断。チームより一足先に伝説を創ったのは、J最強のあさましさと評されるサポーターの胃袋であった…。

正月早々失礼致しました。自分で書いておいてアレですが、10のうちからひとつでも、いやふたつくらいは現実のものとなってくれたら嬉しいですね。例によってテキトーに思いついた事を書きながら、こりゃおもしろいと勝手にひとりで盛りあがってしまった「ニュース」もありましたので、オフシーズンのうちに時間ができたら(ネタが温まったら)長篇の完全版を作成してみたいと思っています(どのネタかはお楽しみに…という事で)。天皇杯決勝戦をテレビで観ました。これまでになく“当事者意識”が高く、黄色に染まったスタンドは悔しくて直視できませんでした…。来年こそホープという名の年越しそばを食べたいのだ!

2009年01月02日付
現在の青赤指数=65(→)
■■■■■■■■■■10発狂
■■■■■■■■■■
20絶望
■■■■■■■■■■
30暗鬱
■■■■■■■■■■
40不安
■■■■■■■■■■
50平常
■■■■■■■■■■60希望
■■■■□□□□□70幸福
□□□□□□□□□□80歓喜
□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎ホクトはホントにくるのかな?

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2009年1月 1日 (木)

2009年初夢10大ニュース(上半期)

あけましておめでとうございます

喜びに満ちた2009年が過ぎ、新たな年が幕を開けました。それにしてもなんと美しい初日の出だったでしょうか。千駄ヶ谷・明治公園のテントで夜を明かし、数百人の青赤仲間たちと迎えた輝かしい新年。しかし僕たちのシーズンはまだ終わっていません。元日決戦、第89回天皇杯決勝戦。会場は言わずと知れた“俺たちの国立”。驚きに満ちた2009年シーズン、このまま荒れ狂って有終の美を飾ってやろうではありませんか。そろそろテントを撤収してスタジアムの待機列へ戻ろうと思います。そして入場開始するまでの時間を利用し、今シーズンの10大ニュースを勝手に選定し、城福東京大躍進の経緯を振り返ってみようと思います。

NEWS <01> 2009/01/07
藤山竜仁、不退転の決意表明!
主力選手に複数年契約を提示していた東京が、チーム最古参のDF藤山竜仁にも異例の5年契約を提示していた事が明らかとなった。『この歳で依然として成長を続けているという事は、おそらく選手としてのピークは40歳前後(関係者)』と判断したクラブが早々に囲い込みを狙った動きだったが、海外移籍に関する契約条項をめぐり交渉は“決裂”、藤山自身の希望を受け入れたクラブ側が単年契約の締結で折れるという予想外の決着となった。『海外への夢は捨てていない。オファーが来たら契約に縛られる事なく判断したいと考え、わがままを言わせてもらった』ミスター東京の力強い決意表明から栄光の2009年がスタートした。

NEWS <02> 2009/01/31
復活のブルーノ、怒りの逆襲!
度重なるケガで移籍1年目のシーズンを不完全燃焼で終えたMFブルーノクアドロスが1月下旬のグアムキャンプからチームに完全合流を果たした。2008年終盤からブラジルへ帰国、治療とリハビリに専念した甲斐があって、キャンプ初日の時点でコンディションは『ほぼ完璧。明日開幕でもいけるくらい(関係者)』。キャンプ後半で組まれた練習試合でも獅子奮迅のプレーを披露、試合を申し入れたはずのKリーグチーム側が『これ以上やられたらチームが崩壊する』と試合中断を要請するハプニングまで生み出した。『ムリ、Kリーグ、ムリ』と因縁の相手をバッサリ切り捨てたブルーノ、気迫に満ちた表情は復活劇の狼煙だった。

NEWS <03> 2009/03/07
今野泰幸、衝撃のブログ開設!
かつて『プレーの幅を広げたい』と城福東京への残留を選択した今野泰幸が、周囲の想像以上にプレーの幅を広げ、なんと公式ブログを開設、日本中に衝撃が走った。パソコン購入からわずか数ヶ月という“スピード出世”。今野とネットという組み合わせが実現しただけで驚きなのに、いざブログ運営が始まるとファンはその意外な饒舌ぶりに度肝を抜かれる事になる。高頻度の更新で気迫に満ちた文章を通じてファンのハートも「奪う」新境地を開拓した今野は『絵文字の多様、誤字脱字は男の恥』と主張。これに対して真っ向から噛みついたGK塩田仁史とのブログ間抗争は依然収まる気配がなく、ファンの高い注目を集めている。

NEWS <04> 2009/05/06
列島驚愕、カボレ大ブレイク!
2年目を迎えた怪物が完全覚醒。5月のGW3連戦で実に11ゴールを記録、そのままシーズンを通じ得点ランキングの首位を走り続けた。熱心なファンには抜群の知名度を誇るあの「大宮公園の少女」もいつのまにかカボマニアへ改宗していた事実が発覚、青赤シャツを着用してカボッチダンスを披露する映像がネットに流出、一部マニアの間でお祭り騒ぎとなる。『去年は家族のために応募したテディベアが当たらなかった』との発言にクラブは過敏に反応、彼のために特製・特大のベアを制作したが『アンフェアな戦いは好きではない』とカボレは受取を拒否。クラブ史上もっとも高価なお宝グッズ抽選会景品が誕生する事となった。

NEWS <05> 2009/06/18
城福監督、異例のシャー特訓!
『自分も実際にやってわかった。ファンと一体になれるシャーは重要』城福監督から選手へ異例の指示が出された。シャーの特訓、それが勝利へ直結する。2008年シーズン飛躍を遂げた赤嶺真吾の「シャー」のフォームが回を追う事に安定してきた事を指摘、『シャーの乱れは心の乱れ』と選手たちにクラブの伝統を改めて見直す事を命じた。特別講師としてOBのアマラオ氏を招聘、基本フォームからリズムの取り方まで王道継承が実現、チームがひとつとなった。小平グランドでは、第13節でデビュー初のシャーを体験した吉本一謙が先輩風をビュービュー吹かせて新人の田邉草民・米本拓司にシャー百連発を強いる姿が目撃された。

※『2009年初夢10大ニュース(下半期)』へつづく

…というか、これから酒でも飲みながら残り5つを考えてみます(苦笑)。

2009年01月01日付
現在の青赤指数=65(△)
■■■■■■■■■■10発狂
■■■■■■■■■■
20絶望
■■■■■■■■■■
30暗鬱
■■■■■■■■■■
40不安
■■■■■■■■■■
50平常
■■■■■■■■■■60希望
■■■■□□□□□70幸福
□□□□□□□□□□80歓喜
□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎上昇要因:
・新年早々お年玉…赤嶺真吾残留!(△2)

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2008年11月27日 (木)

城福学園【期末試験】問題用紙

東京都立城福学園 【2008年度学期末試験】

問題用紙

※答えはすべて解答用紙に記入する事

<表1>
鹿島 57 +24 H磐【①】A札【②】
名古 55 +11 H札【③】A分【④】
川崎 54 +17 H神【⑤】A緑【⑥】
浦和 53 +14 A阪【⑦】H横【⑧】
大分 52 +07 A柏【⑨】H名【⑩】
東京 52 +05 H新【⑪】A千【⑫】

<表2>
鹿島 57 +24 H磐【●】A札【△】
名古 55 +11 H札【○】A分【●】
川崎 54 +17 H神【△】A緑【○】
浦和 53 +14 A阪【●】H横【●】
大分 52 +07 A柏【○】H名【○】
東京 52 +05 H新【○】A千【○】

<表3>
鹿島 57 +24 H磐【①】A札【②】
名古 55 +11 H札【③】A分【④】
川崎 54 +17 H神【⑤】A緑【⑥】
浦和 53 +14 A阪【⑦】H横【⑧】
大分 52 +07 A柏【⑨】H名【⑩】
東京 52 +05 H新【○】A千【○】

《問1》穴埋め問題
<表1>の空欄【①】から【⑫】を埋めなさい。各空欄には下記(回答群)の記号から適当だと思うものを選んで答えること。ただし空欄【④】と【⑩】の両方に○または●を選ぶことは認めない。両方とも●にしたいという気持ちは十分に理解できるが現実的でないため断腸の思いで却下。
(回答群)○, ●, △

《問2》問題文を読んで答えなさい
現段階で想定できる「最大の混戦」は<表2>のような展開である。これが実現すると仮定したとき、東京ファンはどのような精神状態に陥るものと考えられるか。下記(1)から(5)の中でもっとも適していると思うものを選びなさい。
(1)勝点58で並ぶ場合は得失点差で東京が不利である
(2)カボレが10点取ればACLが現実味を帯びてくる
(3)いえいえ20点取れば優勝だって夢ではありません
(4)オイオイさすがに20点ってのは言い過ぎでしょう
(5)それでもいざ表にまとめると勇気が湧いてきます

《問3》問題文を読んで答えなさい
<表3>はサッカーファンA氏が《問1》に解答する途中の段階を示したものであり、これを見ながら青ベアちゃんと赤ベアちゃんが意見交換をしている。下記(会話文)の空欄【イ】【ノ】に適切と思われる名称を、【ハ】には番号(①から⑩)を記入しなさい。
(会話文)
青『絶対A氏は東京ファンだよ。残り2戦○○予想だもん』
赤『簡単に決めちゃダメ。世の中には色々な人がいるのよ』
青『えっ!だってこの人は東京に連勝してほしいんだよ?』
赤『新潟と千葉に負けてほしいと考える人だっているのよ』
青『あっ!そうかー。残留争いもとっても厳しいんだよね』
赤『どこのファンだろ?伝統を重んじる顔をしているけど』
青『そういえば座右の銘に「栄枯盛衰」て書いてあったよ』
赤『それならA氏は【イ】【ノ】ファンと予想できるね』
青『相変わらず鋭いね!でも僕にはまだ信じられないなー』
赤『そうよね。【イ】ならまだ理解できるけど、まさか…』
青『【ノ】ファンが東京の勝利を祈らねばならないなんて』
赤『普通じゃ考えられないわね。さぞかし無念でしょうね』
青『確認しよう!判断ポイントは最終戦の空欄【ハ】だね』
赤『ダメ!そっとしておいてあげないと…必死なんだから』
青『いいじゃんいいじゃん!【ハ】に○をグリグリ書けば』
赤『あっ!顔を真緑に…違った、真赤にして怒ったわよ!』
青『わっ!ホントだ!A氏は【ノ】ファンだ!逃げろー!』

《問4》小論文
以上のように阿呆なお遊びは自重して、気持ち新たに今シーズン残る2戦(天皇杯を加えると5戦)へ臨むにあたり目標と抱負を述べなさい。文字数は400文字以上800文字以内とするが下記(挿入文)をすべて用いて作文すること。
(挿入文)
・気合を入れいつも以上の大声援で
・とにかく一戦必勝の覚悟を決めて
・信じて闘えば結果はついてくるぞ
・ついでに浅利がゴールを決めたら
・もうそのまま死んでも悔いはない

※試験は以上です

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城福学園【期末試験】解答用紙

東京都立城福学園 【2008年度学期末試験】

解答用紙

__組__番(氏名)_________

将来の夢 『□□□□□□□□□□□□□
座右の銘 『□□□□□□□□□□□□□

《問1》

【①】□□【②】□□【③】□□【④】
【⑤】□□【⑥】□□【⑦】□□【⑧】
【⑨】□□【⑩】□□【⑪】□□【⑫】

__(3点×12問)

《問2》

□□

__(5点)

《問3》

【イ】
【ノ】
【ハ】

__(3点×3問)

《問4》

__(50点)

※まず氏名や座右の銘などを記入する事
※問題用紙配布まで裏返しにしておく事
※問題用紙は17時30分頃の配布になる事
※だから問題用紙配布まで黙って待つ事
※計画性のない更新と文句を言わない事

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2008年9月18日 (木)

赤い月に照らされて(後篇)

Maui Island, USA - 00:30
直前に炭水化物を大量摂取するのが効果的、そんな雑誌の記事を鵜呑みにして大盛りのパスタを平らげた。ホテルのバルコニーから外を見下ろすと、そこに島じゅうのスクールバスが集結していた。選手をスタート地点まで送り届ける黄色いバス。島をあげてのビッグイベントは静かに動きはじめていた。時差ボケは解消されたはずなのに、なかなか眠れない。数時間後に未踏の世界へ足を踏み出す期待と恐怖に昂ぶっていた。人生初のフルマラソン、興奮を隠し切れなかった。闇の向こうから聞こえてくる波の音に耳を澄ませながら、男は月に向かって語りかける。
『ナオ…』

Vienna, Austria - 12:30
一度へそを曲げるともう手の施しようがない。機内での些細な会話からはじまった衝突は思いもよらぬ紛争拡大を引き起こし、もはや第三者の介入なしには事態の好転は望めない泥沼の様相を呈していた。ストックホルムに向かう乗り継ぎ便の到着が遅れており、かれこれ4時間も空港に軟禁されている。口を真一文字に結び全身から不機嫌のオーラを漂わせる同行者の横顔を盗み見る。イヤホンから漏れ出る気忙しい高音が一切の交信を拒絶する姿勢を代弁していた。こうなった以上、怒りが鎮まるのを待つほかない。男は旅の行末を思い暗鬱な気持ちになった。
『ナオ…』

Dubai, UAE - 14:30
広大な砂漠の真ん中に突如として出現したリゾートホテル。そこは敷地内のコテージすべてにプライベート・プールが設けられている贅を尽くした空間だった。部屋に置かれた家具やアメニティグッズを片っ端から写真に収める妻を横目に、男は瓢箪の形をしたプールに身体を浮かべ冷ややかな感触を楽しんだ。砂と空と地平線しか存在しない世界で、生まれてはじめて風に運ばれた砂の粒子が奏でる砂漠の囁きを耳にした。少し遅めの夏季休暇、世界の果てへの逃避行。不自然なまでに青い、一切の不純物を含まぬ空の下、男は目を閉じて静かに思いを馳せる。
『ナオ…』

Zhenjiang, China - 18:30
どこまでも舗装されていない砂利道が続く。タイヤが小石を潰す音を聞きながら男は唇を噛みしめた。『人の足元を見やがって』狂ったような資源価格高騰を背景に高圧的な態度に転じた相手との商談は最後まで平行線をたどり、やがて決裂した。江蘇省の田舎町にある工場を発って10分以上経過したはずなのに、車内には依然として石炭コークス独特の臭気が充満している。ペットボトルの緑茶には多量の糖分が含まれていて、渇いた喉を潤すどころか苛立ちをますます助長させるだけだった。屈辱感に襲われた男は車窓越しに暗い空を見あげ、ひとりつぶやく。
『ナオ…』

Tokyo, Japan - 19:30
飛田給の駅から全速力で駆けた。能力を超えるパフォーマンスを要求された肉体がギシギシと警鐘を鳴らす。ユーザーからのクレーム対応に追われ、結局昨夜から一睡もできずにいた。乾ききったコンタクトレンズが眼球を締めつける。仕事に振り回される毎日が嫌で仕方がなかった。唯一の楽しみであるサッカーにまで仕事が侵食してくるのが苦痛だった。最後の歩道橋を登りきってから先はもう走れなくなっていた。息を切らしながらどうにかスタンドへたどり着いた男は、ピッチ上の景色を確認し、状況を把握する。セットされたボールを囲む石川直宏と、大竹洋平。
『ナオ…』

東京の勝利を願うすべての人々の思いが、光の矢へと姿を変えた。
夜空を飛び交った無数の矢は、やがて月へと吸い込まれていった。

『ナオ…』『ナオ…』『ナオ…』『ナオ…』『ナオ…』

時空を超え人々の願いがひとつになった瞬間、赤い月が膨張した。

『ナオ…大竹に蹴らせてやってくれ!』

大竹洋平は一瞬わが目を疑った。

石川直宏の眼球が赤く輝いていた。ナオさん?明らかに様子がおかしい…黙したまま自分へ視線を送るその姿には絶対的な威圧感が漂っていた。『…オオタケ…オマエガ…ケルノダ…』物理的に口を開いたのは石川だったが、聞こえてきたのは石川の声ではなかった。

それは石川という身体を借りた巨大な「意思」であった。

ボールをセットし直す。ひとつ大きく息を吸い、ゆっくりと吐き出す。チームメイトの異変に動揺してしまった心を鎮める事に専念した。やがて何も見えなくなり、何も聞こえなくなる。ボールを見つめる自身の両眼にも赤い月が降臨していた事に「神の子」は気づいていなかった。

【2008年24節】 FC東京(3-1)大宮アルディージャ ※観衆20.398人

2008年09月18日付
現在の青赤指数=54(→)
■■■■■■■■■■10発狂
■■■■■■■■■■
20絶望
■■■■■■■■■■
30暗鬱
■■■■■■■■■■
40不安
■■■■■■■■■■50平常
■■■■□□□□□□60希望
□□□□□□□□□□70幸福
□□□□□□□□□□80歓喜
□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎そしてまたひとり「砂丘」へ

「…オマエガ…ケルノダ…」 Photo/Yama-chan
096_lunacy

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2008年7月18日 (金)

模倣犯騒動アッサリ解決

背中に「SHINE」と書かれたシャツを着た少年が今月16日、新宿区のJR信濃町駅などで確認された。同時間帯に現場付近では『サラリーマンが酷暑の中での激務に耐えかねて首をつった』との未確認情報も流れており、警戒を強めていた警察官が路上で職務質問したところ、『極めて珍しい7番のレプリカを着るとスタジアムでも注目を集めると思った、度胸試しのためだった』と“告白”。背中の文字は「シネ」ではなく「シャイン」と読む事が判明した。少年はカンカンで、警察官は平謝り。
原宿警察署は『高知の事件を過敏に意識してしまった事による不当な捜査』であった事を認め少年に謝意を表明、さらにこの警察官が『東京を本拠地とするクラブチームのスター選手を知らなかった』事実を重く受け止め、所轄署員全員を対象にした研修・教育の徹底を通じて事件の再発防止に努めるとコメントした。さすがにこれに対しては「スター選手は言い過ぎではないか」「7番を選ぶ時点でレアなのにASARIではなくSHINEというネームを入れるとはマニア度合が強過ぎたのではないか」といった疑問の声もあがっており、今後の動向に注目が集まっている。また、この警察官が出動する原因となった情報については、首ではなく『足をつった』の聞き誤りである事も明らかとなった。

少年の背に「死ね」度胸試しが通報騒ぎ(毎日新聞)
背中に「死ね」と書かれたワイシャツを着た少年が今月15日、高知市のJR高知駅などで確認された。沿線の高校には「いじめではないか」という電話が複数あり、110番通報で出動した警察官が路上で職務質問したところ、「劇団員が志望で、度胸試しのためだった」と“告白”した。警察官はカンカンで、少年は平謝り。電話があった高校は16日、緊急幹部会を開き、教頭は「いじめの風評が広がると困る」とぶぜんとしていた。
JR四国や県警によると、少年は15日朝から午後4時過ぎにかけ、高知駅など3駅で目撃された。ガーゼで右目を覆い、白色ワイシャツの背中に墨で「死ね」、灰色ズボンに「役立たず」と書かれていた。
高知駅構内で駅員が少年に理由を聞くと、「演劇の勉強をしています」と答え、4駅離れた土佐大津駅(高知市)で降りるのを列車の乗員が確認、高知駅を通じて110番通報した。南国署員が近くの路上で職務質問。「岡山県在住のフリーターで18歳」などと名乗った。

2008年07月18日付
現在の青赤指数=56(→)
■■■■■■■■■■10発狂
■■■■■■■■■■
20絶望
■■■■■■■■■■
30暗鬱
■■■■■■■■■■
40不安
■■■■■■■■■■50平常
■■■■■■□□□□60希望
□□□□□□□□□□70幸福
□□□□□□□□□□80歓喜
□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎三連休前の息抜き作文でした

■後藤健生氏コラム『FC東京、浅利悟の働きがゲームの行方を変えた』

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2008年6月18日 (水)

あの人の声で目覚めたい(後篇)

【ご注意】
前エントリーをお読みになっていない方には、徹頭徹尾ナニを言っているのかまったくワケがわからないであろう事が予想されます。お手数ですが「あの人の声で目覚めたい(前篇)」をご一読のうえ、改めて下記(後篇)をご覧頂きますようお願い申しあげます。

■選手ブログ更新通知機能
本製品とパソコンをUSBケーブル(別売)でつなぐことで、FC東京所属選手が管理しているブログの更新情報を自動受信することが可能となります。登録したブログが更新されたタイミングでスピーカーから「アナウンスボイス」が再生され、メッセージディスプレイに(1)選手の名前 (2)更新されたエントリーの件名 (3)更新日時が表示されます。工場出荷時の設定では「塩田仁史選手/梶山陽平選手/金沢浄選手/石川直宏選手/羽生直剛選手」計5件のURLアドレスがプリセットされています。URLアドレスは最高20件まで登録が可能です。
※Windows/Macいずれにも対応しています。
※パソコンがインターネットに接続していることが必要となります。


《URLアドレスの登録・削除のしかた》

本製品とパソコンをUSBケーブルで接続した後、パソコンの画面に自動表示されるマニュアルにしたがって操作してください。パソコンの画面にマニュアルが表示されない場合、マニュアルにしたがってもうまく登録・削除作業ができない場合は以下の手順でご対応ください。
(1)電源アダプターを抜き(電池を使用している場合はそのまま)本製品を荒々しく持ち上げスピーカーの部分に顔を近づけた状態を保ちます
(2)大きな深呼吸を数回くりかえすことで肺に十分な酸素をため込みおなかの底から大きな声でスピーカーに向けて選手の名前を叫びます
(3)文字盤下部の多機能ランプが黄色に点滅したら5秒以内に「登録!」または「削除!」と叫んでから本製品背面の強引レバーを引きます
(4)文字盤下部の多機能ランプが赤色に点灯すればやや強引な印象はぬぐえませんが選手ブログの「登録」または「削除」作業は完了です

《ブログ更新通知アナウンスボイスの設定》

ブログ更新を通知する「アナウンスボイス」は以下2タイプから選べます。
女性タイプ
台詞=『選手のブログが更新されました』
音声=三田涼子さん(東京MXテレビ所属アナウンサー)
男性タイプ
台詞=『選手(↓)… の(↓)ブログがァッ更新…され(↑)ました(↓)
音声=目黒邑さん(SME KEET Project所属タレント)
※男性タイプ台詞の(↓)(↑)は個性的な音程の取り方を表現したつもりですが何のことかわからない方にはまったくわからないはずです。

■故障かな?と思ったら
まず、下記《よくあるQ&Aリスト》をご確認ください。それでも直らないときはお買い上げの販売店へご相談ください。
《よくあるQ&Aリスト》
質問 1
文字盤に刻まれている数字のうち「7」と「8」だけ色が薄いように見えるのですが?
回答 1
故障ではありません。「1」から「12」はそれぞれの数字を背番号にもつ選手をイメージした配色となっています。よって「7」と「8」は色が薄いのではなく工場出荷時より“いぶし銀 Oxidized-Silver”の設定で塗装されているものとご理解ください。実際に色が薄くなっているのは「11」であると思われます、ご確認ください。また、サポーターを意味する「12」のみ白色の設定となっておりますのでこちらはお買い上げいただいたみなさまのお好みの色に染め上げてください。
質問 2
アラームモードを「J」にセットした場合、設定時刻にアラームが鳴らないことがあります。
回答 2
故障ではありません。トラブルが発生するのは試合に負けた翌日ではありませんか?アラームモードを「J」にセットした場合、敗戦のショックから立ち直るために9時間ほど睡眠をとって現実逃避を図ることがあります。この場合アラームをセットする際、設定時刻まで9時間以上の間隔をおかないと正しく作動しない可能性が高くなります。ゆっくり休んでリセットして次の試合に向けて気持ちを切り替えることをおすすめします。
質問 3
ブログ更新通知アナウンスボイス(男性)の独特な「間」が気になります。あと、滑舌が悪いように聞こえるのですがスピーカーが壊れているのでしょうか?
回答 3
故障ではありません。工場出荷時より「間」「音程」のいずれも目黒邑さんの特徴が極限までに再現されています。滑舌が悪いのは聞き慣れてくると目黒さんのキャラクターの一部のように思えてきて何ともいえない愛着がわいてきます。そもそも彼の本業はイケメン俳優なのですから滑舌の良し悪しはあまり問われるべきでは…問われるべきだよなぁ。
質問 4
選手ブログ更新通知機能を使っているのですが、梶山選手のブログだけいつも更新されたエントリーの件名が「こんばんは!」と表示されてしまいます。
回答 4
故障ではありません。「こんばんは!」の連発は梶山陽平選手が発信するブログの特徴とご認識ください。もっとも梶山選手だってたまには「こんばんは!」以外の件名でブログが更新されることもあります(「こんばんは!」以外の件名を見たときはなぜか少しトクした気持ちになります)。日々チェックするよう心掛けてください。
質問 5
大竹スイッチを押したら時計が止まりました。
回答 5
故障ではありません。その時のことをよく思い出してください。時計が止まったのではありません、時間そのものが止まったのです。試合の流れ、周囲の空気を一変させるための最終兵器。その鮮やかなプレーに魅了された人々は時間が流れることすら忘れ彼の姿に釘づけとなる…この状況を再現したのが本製品底面に配置した「大竹スイッチ」です。記念すべきメモリアルな瞬間、後世に語り継ぎたいファンタスティックな瞬間をブックマークしたいときにこのスイッチを押してください!みなさまの指の動きに反応して瞬時に時間が止まります。
※使用回数が増えるにつれ徐々に効果が薄れているという問題点も指摘されていますが、ひとつひとつ壁を乗り越えることでよりいっそう機能が強化される可能性も十二分に秘めています。
質問 6
この時計を使い出してから寝坊して練習に遅刻するようなことがなくなりました。これからも東京のために頑張って練習して、ゴールを決められるように頑張りたいと思います。
回答 6
故障ではありません。それ以前に質問になっていません。このようなメッセージは「お客様の声」センター宛にご送付願います。でも…ご愛用いただきありがとうございます。寝坊した直後の試合でハットトリックを決めてくれるなら、どれだけ監督に罵倒されようがひたすら寝坊を続けてください。結果さえ残せたら寝坊なんて“大物選手の愛すべきエピソード”なのですから。驚天動地のトップ下コンバート、この好機をガッチリつかんでさらなる飛躍を!

■お手入れ
・柔らかい布でふいてください。
・ひどい汚れは約10倍に薄めた台所用洗剤(中性)を含ませた布でふき、後はからぶきしてください。
・アルコールやシンナーは使わないでください。
・中東遠征で負傷した選手を緊急帰国させずに試合出場の可能性すら見込めないのにチームに帯同させた挙句、帰国後の精密検査の結果が「全治4週間」だなんて常軌を逸した行動は絶対にとらないでください…ファンの感情が爆発するおそれがあります。

2008年06月18日付
現在の青赤指数=68(→)
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20絶望
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□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎ファンの心は全治4週間+α

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あの人の声で目覚めたい(前篇)

取扱説明書 Operating Instructions

このたびはFC東京Jリーグ参入10周年記念グッズ第7弾『“あの人の声でお目覚め!”10周年記念目覚まし時計』をお買い上げいただきまことにありがとうございます。この取扱説明書をよくお読みのうえ、正しくお使いください。そのあと保存し、必要なときにお読みください。

■主な仕様
スピーカー:6.5cm、17Ω
電源:AC100V、50/60Hz
消費電力:2W
最大外形寸法:200(W)×70(H)×140(D)mm(EIAJ)
質量:約575g、約625g(電池使用時)

■内容物
・目覚まし時計本体(1個)
・電源アダプター(1本)
・単三型電池(2個)
・取扱説明書(1部)
・「ファンのみなさまへ」(1部)
・保証書(1部)
・耳栓(2個)

■各部の名称
(前面)
①文字盤
「1」から「12」までの数字が刻まれています。文字盤下部には多機能ランプが配置されています。多機能ランプは状況に応じて黄色または赤色に点灯(点滅)します。
※蛍光塗料により消灯後もしばらく文字が光ります。
②短針
「時」を表します。針の先には赤嶺真吾選手のアクセサリーがモチーフされています(Aタイプの場合。Bタイプはカボレ選手)。
③長針
「分」を表します。針の先には今野泰幸選手のアクセサリーがモチーフされています(Aタイプの場合。Bタイプはエメルソン選手)。
④秒針
「秒」を表します。針の先にはサッカーボールのアクセサリーがモチーフされています(A・Bタイプ共通)。
※秒針が休みなく動く中、短針がどっしりと時間を支配する一方でその背後から長針が飛び出してくる仕掛けにより人もボールも動く“Moving Football”が表現されています。
⑤スピーカー
文字盤の左右両脇に1つずつ配置されています。
(上面)
⑥メッセージディスプレイ
年月日、曜日、アラーム設定ON/OFF、アラーム設定時刻、ブログ更新通知電波受信時のメッセージなどが表示されます。
※ブログ更新通知機能については後述をご参照ください。
⑦ストップ&スヌーズボタン
ボタンが飛び出た状態にすると指定時刻にアラームが鳴ります。アラーム鳴動中にボタンを押すとアラームが停止します。ボタンを半押しするとスヌーズ(二度寝防止)機能が起動します。スヌーズ機能起動時は5分ごとにアラームが鳴り続けます。半押ししたつもりが実は全押しだった場合、安心してもうひと眠りした後に大寝坊してしまうことになりますが、それはそれで自業自得です。
※スヌーズ機能を起動させるには職人技とも思える微妙な力加減が求められます。最初のうちはうまくいかないことも多いかと思いますが、あきらめずに練習を重ねることが大切です。
(背面)
⑧時刻設定ツマミ
時刻を調整する際に使用します。
⑨設定ダイヤル
アラーム音量の調整、アラームパターンの選択、スヌーズ機能を使用する/しないの設定を行う際に使用します。
⑩電池ふた
電池を交換する際に使用します。
⑪USBポート
本製品とパソコンとを接続する際に使用します。目覚まし時計とパソコンをつなげる必要性を正直なところあまり感じませんが、USBポートを準備した以上は何かアイデアを練らなければなりません。
※USBケーブル(別売)が必要となります。
⑫強引レバー
現代科学の限界を超えた超常現象や、あまりにも論理が飛躍した突拍子もない夢物語を実現させる際に使用します。
※ロジックを的確に説明するには明らかに無理があるものの、せっかく考えついたネタとして捨てるには惜しいオチを実現させたい場合、余計なことは考えずに思い切ってこのレバーを引きます。
(底面)
⑬大竹スイッチ
ここ一番のタイミングで使用します。

■アラームモードの設定
設定ダイヤルを回してお好みのモードを選択します。モードは時計回りに「J→H→O→G→OFF(アラームなし)」と切り替わります。
※工場出荷時の設定では「Jモード」となっています
《各モードの説明》
Jモード
台詞=『おはようございます!今日も熱くがんばりましょう』
音声=城福浩 監督
特徴=穏やかながらも実に渋い声で目覚めることができます。情熱あふれるメッセージで今日もフルパワーで頑張りましょう。
Hモード
台詞=『起きた!イイ時間帯!ドトールでコーヒーおごるよ』
音声=原博実 前監督
特徴=人の良さが溢れる温かい声で目覚めることができます。アラームを何時に設定しても「イイ時間帯」とほめてくれます。
Oモード
台詞=『起きろおおおおおおおおおおおおおおおおおお!』
音声=大熊清 元監督
特徴=どんなに熟睡していても瞬時に目覚めることができます。大音量が頭痛の要因になるために耳栓の使用が必須です。
Gモード
台詞=*****
音声=*****
特徴=*****
※Gモードの詳細については別添「ファンのみなさまへ」をご参照ください。台詞の途中にも関わらずで急に音声が「倉又寿雄 元監督」に交代することがありますが、これは工場出荷時の設定に基づく動作であり故障ではございません。

「あの人の声で目覚めたい(後篇)」につづきます

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2008年6月 8日 (日)

五輪招致権争奪クラブ対抗戦(2)

《アントニオ猪木氏と一問一答》 つづき

-イベントの詳細が決まらぬ状況での見切り発車的な発表に否定的な見方もあるようですが?
村林(社長)からの説明を聞けばそんな質問は出なかったと思うのだが…(ニヤリ)。契約のしばりがあってオレの口からは多くを語れないんだよ。ひとつだけ言わせてもらうと、対抗戦に出場するクラブについては4ヶ国のうち3ヶ国までは実は決まっているんだよ、フフフ…。まぁ、出ればタイソン負ければヒクソン。これ以上は明日、村林に聞いてくれ。

-日本での集中開催案に早くも不公平を指摘する声も聞かれますが
だったら無観客試合だコノヤロー。オレには昔マサ斉藤と巌流島で決闘した経験があるからね。闘いのノウハウみたいなものは的確に伝えられると思うからかえって東京に有利に働くのではないかと考えているよ。相手が完全な中立地を希望するならオレのルートで北朝鮮での開催も可能だ。アメリカと試合をするなら特別ゲストで久々にリック・フレアーを呼びたいね(注:1995年に猪木氏とフレアー氏は北朝鮮のスポーツイベントで対戦した)。サッカーの試合で勝負がつかなかったらオレとフレアーが再びリングで戦って決着をつけるのもいいと思う…そうだな、日米決戦はこれでいこう。ブラジルが相手だったらグレイシー一族との格闘技決着でもいい。IGF(猪木氏が率いるプロレス団体)代表として小川(直也)や藤田(和之)にも準備をさせておくよ。何でもアリのモハメッドというヤツだな。
とにかく元気があれば何でもできる。アリガトーッ!

■蝶野正洋と一問一答

-FC東京とは縁が深い

もともとオレは三鷹出身だしね。ガキの頃は朝から晩までサッカーばかりしていた。だからこそ地元のクラブが世界相手に戦いを挑むシチュエーションに共感を覚えたってのがあるよね。

-城福監督の印象は
城福さんとは初めてお会いしたけど一目見ただけで名将の気配を感じたね。全身から漂う迫力は常人のそれとは思えない。身体能力も高そうだからレスラーとしてもジュニアヘビー級なら十分やれると思うよ。五輪招致を賭けた一戦だからサッカーという球技の枠を超えたタフで荒れた戦いになると思うけど乱闘になったらオレも黙っていないよ。いつでも加勢するからって城福さんには伝えておいた。

-城福監督の反応は
好意的に受けとめてもらえたと思っている。まだ確定はしていないが実は選手の貸し借りについても話したんだ。レスラー向きのサッカー選手なんて滅多にいないけど、城福さんの眼力はすごいね、即答で「ある選手」を推薦してくれたよ。

-「ある選手」とは
悪いけどまだ話せない。でもオレもこの選手には前から目をつけていたんだ。長身で体格も良いし、性格も攻撃的という印象。少しトレーニングを積めばすぐにデビューできると思うよ。もっとも城福さんは本気でレスラーへの転向を考えているわけじゃない。オレは最近Jリーグの試合をチェックできていないから経緯は知らないけど、どちらかといえば精神修行の依頼という意味合いが強いかもしれないな。監督の言葉を借りると『大切な戦力だけどもう一皮むけるために』身体が壊れないギリギリのところまで鍛えて直してくれと依頼されている。伝え聞くところではどうもツマラナイ警告を受けて退場処分を食らったらしいな。チームはもうすぐ(Jリーグ中断期間)福島で合宿を張るみたいだから、その期間中に上野毛の道場でみっちりシゴかせてもらうよ。(山本)小鉄さんとのマンツーマン特訓になるから、いくらタフなJリーガーでも泣き出してしまうかもしれないな。

-最後にファンに一言
オイ、オマエらよく聞けよ、エーッ!オマエらはオレと東京だけ見てりゃイイんだ、オラッ!男なら他人の力に頼らずテメーの力だけで勝負しろ!ウィー・アーとか弱々しい事言ってるんじゃネェぞ!男なら魂の一人称で堂々闘え、エーッ!アイ・アム・チョーノ!

《村林社長コメント》
我々が常々意識している“世界と戦えるクラブ”という目標と猪木氏の世界戦略の方向性が一致したという事。国民の皆様の期待に沿えるものと確信している…FCニッポン?やめて下さいよ、そんな格好悪いネーミング。小学生でも理解できるナンセンスな趣味ですよ。ウチはあくまでトウキョウ。日本を代表して勝負に挑む東京というスタンスで頑張ります。提案の詳細は明日の記者会見の場でお知らせ致しますのでよろし…イテテテ
※パーティー閉会直後に検査入院先の都内病院で聴取

写真中央
“闘魂注入”猪木氏(右)のビンタをモロに食らい後方に吹き飛ぶ村林社長(左)
※後方で腹を抱えて笑っているのはDF徳永悠平
写真左上
フジヤマという名字が決め手となり五輪招致大使に任命されたDF藤山竜仁とこの日発表された対抗戦公式マスコット“Mr.TOKYO”
写真右下
後頭部を強打した村林社長が救急車で病院に搬送されるハプニングも
※後方でいまだに腹を抱えて笑っているのはDF徳永悠平
写真左下
最後はやはりコレ…FC東京流にアレンジされた『1・2・3・シャー!』を披露する猪木氏とFC東京イレブン

《告知》
FC東京・村林社長の記者会見の模様は明日発行の小紙特報版にて詳細レポートします

2008年06月08日付
現在の青赤指数=65(→)
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◎オマーン戦に欧州選手権…時差との戦いが開幕

「五輪にも卍固め」
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2008年6月 7日 (土)

五輪招致権争奪クラブ対抗戦(1)

東京スポーツ
2008年06月XX日付

独占スクープ!!
2016年東京五輪開催決定的か
猪木&東京軍衝撃の旗揚げ!

誰が強いのか男らしく決着をつけろ!--燃える闘魂・アントニオ猪木氏(猪木事務所・65)がJリーグFC東京と強力タッグを組み五輪招致活動に殴り込みをかける事がこの日明らかとなった。世界に向けて同時発信された衝撃のプランが2016年夏季オリンピック招致レースに影響を与える事は必至とみられており、東京都・日本サッカー協会の今後の対応に注目が集まる。

猪木&FC東京関連記事2・3面
終面にアントニオ猪木氏インタビュー
特別紙面構成につき「みこすり半劇場」は休載とさせて頂きます

《驚愕のプラン》
52年ぶりとなる首都五輪開催が一気に現実味をおびてきた。この日都内のホテルで緊急記者会見を開いた猪木氏の口から驚くべき計画が飛び出した。『五輪が開催される都市は強くあるべき。だから余計な駆け引きなどやめて誰が一番強いのか闘って確かめればよい。候補都市それぞれにクラブチームが存在するサッカーこそが決戦の舞台として相応しい』と主張。4都市を本拠地とするプロクラブが一同に介し五輪の招致権を賭けてサッカーで雌雄を決するという壮大なプランだ。猪木氏は『アメリカとブラジルはオレにとって庭のようなもの。実はすでに手は打ってあるよ。残るはスペインだけだがこちらも時間の問題だろうな、フフフ』と怪気炎をあげた。
なお、この記者会見に同席したFC東京・村林裕社長(54)からマスコミ各社に向けて計画の詳細が説明される予定であったが、会見中のアクシデント(切り込み写真参照)により明日以降に延期となった。

《対戦相手が続々浮上》
誰もが驚いた“猪木構想”は単なる絵空事ではない。その証拠として本紙が関係筋から入手した情報によると米国・シカゴに本拠を置く「シカゴ・ファイヤー」と、ブラジル・リオデジャネイロの“名門クラブ”からはすでに正式な参戦表明が届いているという。詳細は明らかにされていないがこれにスペイン・マドリードから世界的強豪クラブ「レアル・マドリード」が加われば、五輪招致という要素を除いても世界中のサッカー関係者の注目を集める豪華なトーナメントとなる事は間違いない。

《東京都とサッカー協会は沈黙を保つ》
マスコミ各社に記者会見開催の通知がFAXで送付されたのがこの日の午前中。まったくの前触れなしの“ゲリラ会見”に東京都および日本サッカー協会は困惑の色を隠しきれない様子。『現在のところ特にコメントのしようがない(東京都広報担当)』『突然の発表に驚いている。個人的には夢物語にしか聞こえないが一応役員会に付議して対応を検討する事としたい(サッカー協会広報担当)』とだけ声明を発表したまま、事態の展開を見守っている状況だ。

《城福-蝶野会談も実現》
記者会見会場には蝶野正洋(新日本プロレス・44)も姿をみせ早くもFC東京・城福浩監督(47)と極秘会談を行うなど、サッカーと格闘技・プロレスの枠を超えた一大ムーブメントに発展する可能性がでてきた。

【解説】
国際オリンピック協会(IOC)は6月4日、ギリシャのアテネで開いた理事会で、2016年夏季オリンピック開催地の第1次先行を実施し、東京を含む4都市を候補地に選んだ。他の候補地は米国のシカゴ、ブラジルのリオデジャネイロ、スペインのマドリード。選考は会場、輸送、宿泊設備、保安といった25の評価項目に基づいて行った。
4都市は2009年2月12日までに詳細な五輪開催計画の資料を提出する。同年10月2日にIOCがデンマークのコペンハーゲンで開く総会で開催都市を正式決定する。

■アントニオ猪木氏と一問一答

-突然の発表に激震が走った

誰もが感じているもどかしさをオレが代弁しただけだよ。ロス五輪(1984年)あたりからイベントの商業化が進んだ結果、今やオリンピックとカネは切っても切れない関係にある。公然と行われてきたIOCへの贈収賄などの不祥事をこれ以上野放しにするわけにはいかないからね。環境への配慮ばかりに論点が集中しているが、財政負担を軽減させる事も肝心なテーマだ。時間とカネばかり浪費する従来のプレゼンテーション方式よりも、サッカーのトーナメントで一発決着させる方がよほど美しくてフェアだろう。

-FC東京との関係は
サッカーはあまりよく知らないが、FC東京からは共通した方向性というか、スピリットのようなものを感じている。以前からオレみたいなの(注:モノマネの春一番)や蝶野あたりを開幕戦のゲストに呼んだりしているのが何よりの証明。この計画がうまく進んだあかつきには来期の開幕戦にはオレを呼んでもらおうかな?アントキの猪木だと思ったら本物の猪木だっただなんてな…フフフ。ベルデー?知らない、何だそれは?お笑いタレントか?あぁ、ヴェルディか。川崎は神奈川だぞバカヤローッ!東京のサッカーといえばFC東京、オレにはそのような印象しかないよ。

-対戦相手はいずれもサッカー強豪国。日本勢には不利との見方もあるようで…
出る前から負ける事考えるヤツがいるかよ!(ビンタ一撃)出ていけッ!!

猪木氏に激しく殴打された記者が失神したためインタビューは一時中断。インタビュアー交代後「五輪招致権争奪クラブ対抗戦(2)」ヘつづきます…

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2008年5月 9日 (金)

金町ダービー前哨戦

それはオウッ!だったかホイッ!だったか。いずれにせよ石さんは右手を挙げて爽やかに挨拶を返してくれた。今年1月のグアムキャンプでの出来事である。早朝の散歩中に黙々とジョギングに励む石さんにバッタリ遭遇したのだ(もっとも同じホテル棟に宿泊していたため、その後何度もお目にかかれたのだが)。他チームの監督を「石さん」呼ばわりはさすがに失礼か。しかし少しコミュニケーションを取らせて頂いただけで図々しくもこう呼ばせてもらいたくなる、そんな純朴な人柄を感じさせてくれた柏レイソル・石崎監督なのであった。だいたい自身のプライベート・ブランド(?)でお好み焼きを売り出す監督が何処にいる?

そんな石崎監督と数時間後に再会する事となった。不意に東京の練習グランドを訪れたからだ。予期せぬ訪問客に気づいた城福監督が駆け寄り固い握手を交わす。真っ黒に日焼けしたふたりの指揮官はその後10分ほど何やら話し込んでいた。この時の様子を収めた秘蔵動画を一部公開したいと思う。アングル的には露骨な盗み撮りといった「絵」なのであるが、会話の内容を聞き取る事はほぼ不可能(両クラブにはご迷惑をおかけしない)という判断に基づくアップロードである事をご理解頂きたい。

□動画 「金町ダービー前哨戦 in グアム」

強い陽射しに照りつけられたグランドの脇で、ときに真剣な、ときに和やかな表情で交わされた言葉はいったいどのようなものだったのか。それは張本人のおふたりのみご存知の企業秘密である。動画をご覧になる方は能力の限界まで想像力を働かせるほかないのであるが、両監督の数メートル後方でこの対談を見届けた証人として断片的に聞こえてきたキーワードをできるだけ精緻に繋ぎあわせてこの時の会話を再現してみた。動画閲覧とセットでご参照頂けると幸いである。

『なかなか活気があるのぉ。カボレはどうじゃ?ウチに貰えんかの?』
『ははは。石さん、ご冗談を!そちらこそポポをウチに下さいよ』
『それじゃ意味がないのよ。ポポとカボレが一緒にプレーするというのがミソなんじゃけん』
『そうですよね。韓国でもかなり高い評価を受けていたみたいですからね』
『じゃあここはフェアにジャンケンで決めようかの。勝った方が総取りじゃ』
『石さん、その手はもう通用しませんよ。アレックスの時だって最後に石さんの口車に乗せられてジャンケン勝負に挑んだ事が悔やまれてなりません』
『あの時はワシの完勝じゃったのぉ。あんたぁーがグーしか出さんのは有名な話じゃけん。ジャンケンひとつとっても本当に熱い男じゃ。』
『・・・!石さん、まさかそれをご存知だったとは。不覚です・・・』
『スカウちィングというやつよ。「握り拳こそ男の証し」は城福家の家訓じゃけぇ』
『そうですとも。敵の様子を伺いながらチョキだのパーだのチマチマ打ち手を変えるような奴は男とは呼べません』
『そんな事を言っておきながら今シーズン、相手次第でセンターバックの組み合わせを変えようとしたり考えてはおらんじゃろうな?』
『えっ?・・・まさかまさか!そんな不安定な選手起用で結果を残せるのなら、僕は相当優秀な監督だという事になりますね。そんな突飛な采配をするつもりはありませんよ・・・ははは』
『そうかい。ほんじゃあ、ジャンケンはやめて金町ダービーの勝敗でコンビ争奪を賭けようかの?』
『・・・』
『金町ダービーっちゅうのはそのくらい重みのある戦いじゃろうが』
『そのように聞かされていますが・・・さすがに選手の所有権を賭けて試合をするのは倫理的にマズイのではないかと』
『そりゃ違うど。金町ダービーっちゅうのは実際のところ人身を賭けた真剣勝負なのじゃ』
『え?』
『考えてみぃ、シモ、ユキヒコ、ヨシロウ、チュンソン。皆、レイソルが戦利品として頂いた精鋭たちなんじゃ』
『石さん、まさか!いや、そんな事が・・・!』
『まだ聞かされておらんみたいだの。冷静に考えてみぃ、近年の金町ダービーの戦績と両クラブ間の移籍状況を。ウチからオタクに移籍した選手はほとんどおらんじゃろうが?理由は簡単。リーグ戦、ナビスコ杯含めて圧倒的にウチが試合を制しているからじゃ』
『・・・!何だかよくわからなくなってきました。金町ダービーというのは「金町はもらった」というウィットに富んだ横断幕に端を発して定着した牧歌的なイベントと理解していたのですが・・・』
『あんたぁーも惑わされちょるのぉ、金町云々のエピソードは人身売買的な裏ビジネスの匂いを消すための煙幕に過ぎんのよ。だいたい金町が東京でも千葉でもなく実は埼玉に属しているという事すらみな気づいとらんのよ』
『馬鹿な・・・到底信じられません』
『信じるも何も、あんたぁー金町が何処にあるのか本当に調べた事があるん?』
『い、いえ・・・特に地図などで調べた事はありませんが』
『そうじゃろ?日本に帰ったら確認すりゃええ』
『は、はい・・・そうします』
『というわけでやっぱりジャンケンじゃ』
『は、はい・・・!』

数秒後、勝利を確信して笑みすら浮かべていた石崎監督の表情が凍りつく。絶対的な自信と共に突き出した“パー”が、城福監督の“チョキ”によって見事なまでに切り裂かれた事を悟ったからである。敵将の陽動作戦に翻弄され慌てふためく姿こそ、至近距離からの返り討ちを狙った寡黙な侍・城福浩の秘策だったのだ。

『わはは、えずいのう。ジャンケンに持ち込んだ時点でワシの勝ちと思っていたが・・・どうやら作戦失敗のようじゃな』
『フッ・・・人生、常にジャンケンでグーを出し続けてきたのは、ここ一番という勝負で絶対に勝つための戦略でもあったわけです。肉を切らせて骨を断つ、アレを諦めポポを得る。我が家訓を破ってまでも石さん、確かに貴方を倒しました。約束どおりポポはウチが頂きま・・・』
『わっ、そろそろ時間じゃ。それじゃ帰国後の練習試合の件は改めて決めような!ほんじゃ!』

・・・とまぁ、以上が真相である。

疑いなく説明不要だとは思うが上記内容はまったくのフィクションであり、金町が埼玉県に属するという事実を除きすべてが嘘っぱちである。だいたいカボレはこの段階で東京に来てくれるのかどうかすら判明していなかったのだから。石崎監督が喋る広島弁についても筆者のイメージに基づく極めて適当なワーディングである事を補記しておきたい。ちなみにサンプルは奥様の実母、奥様の叔父、そして達川光男氏のお三方である。

フランサ不在の影響もありなかなか波に乗れずにいた柏レイソルだが、最近2戦を連勝で飾り復調気配にある。「ヘディング以外で得点を狙うな」という石崎監督の指示が奏功したのか、前節の神戸戦では見事なゴールラッシュを披露している。李忠成不在は残念であるが、そんな感傷に浸れるような余裕は僕たちにはない。とにかくここ数年、ホームでもアウェーでも柏に勝てていないのだ。名誉挽回、そして連敗しないチーム作りを志向する城福東京の躍進を支えるためにも僕たちはひとつになって戦わなければならない!明日の金町ダービーを絶対に勝利で飾ろう。そして今こそ味の素スタジアムにこの横断幕を掲げよう。

『ポポはもらった!』

2008年05月09日付
現在の青赤指数=63(→)
■■■■■■■■■■10発狂
■■■■■■■■■■
20絶望
■■■■■■■■■■
30暗鬱
■■■■■■■■■■
40不安
■■■■■■■■■■
50平常
■■■■■■■■■■60希望
■■■□□□□□□□70幸福
□□□□□□□□□□80歓喜
□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎金町在住の皆様、ごめんなさい。

「カボレ頂戴」「そちらこそポポを」
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2008年4月23日 (水)

TOKYO 2018

街に雪が降り積もるクリスマス・イブの夜、欧州での「ラストゲーム」を見事な勝利で飾った後、ピッチの中央には彼だけのために特別な舞台が用意された。シーズン途中、しかも外国人選手に対しては異例ともいえるセレモニー。誰ひとり席を立とうとしない厳寒のスタジアムで、彼は溢れる涙をぬぐう事なく10万の大観衆に向かって別れのメッセージを告げた・・・

-- おかえりなさい!
ただいま・・・って言えばいいですかね(笑)。代表の試合でたびたび帰国していましたから「おかえり」と言われても何だかピンとこないです。

-- それにしてもカンプ・ノウでのセレモニーは感動的でした
もう恥ずかしいのでそれには触れないで下さい。実はクラブのスタッフからは何も伝えられていなかったのです。試合が終わって突然挨拶しろと言われた時は頭の中が真っ白になりました(苦笑)。無我夢中で喋ったので何も憶えていません。

-- 見事なカタルーニャ語だったと現地では絶賛されていたようです
それを聞いて安心しました。あの試合を観戦されていた原博実さん【註1:下記参照】にも誉めてもらえました。まぁ、原さんのスペイン語には遠く及ばないですけどね。

-- 『日本には僕が愛するもうひとつの青赤がある』という台詞も印象に残りました
事前の準備ができなかったので、知っている単語を精一杯並べました(苦笑)。青赤という台詞については、普段から思い続けている事が自然に口から出てきたのだと思います。【註2】

-- 久々に中村俊輔氏と会食されたそうですね
はい、相変わらず緊張してしまいましたけど・・・デビュー前からずっと目標にしてきた方ですからね。実際にプレースタイルを比較される事も多かったですし、それが自信となっていった部分もありました。欧州移籍後も「ナカムラに似たタイプ」と紹介されるだけで注目度が違ってくるのがわかりましたから。改めて偉大な選手だったのだなと思います。でも、今「目標の選手は?」と聞かれたらフジさん【註3】と答えるほかありませんよね(笑)。

-- 東京の選手に限らず誰もがそう言わざるを得ない空気ができあがっていますね
本当に尊敬の一言です。あのキャリアで年々サッカーが上手くなっているのですから。昨日久々に小平(クラブの練習グランド)でフジさんにお会いしたのですが10年前とまったく変わらない。とにかく公式戦でもう1ゴール決めるまでは絶対に引退しないって宣言していますからね。もう僕たちとは完全に別の生き物なのだと解釈するようにしています。そうでなければおかしいです、フジさんは(苦笑)。

-- 久々にJの舞台で戦うわけですが特に警戒するチームや選手はいますか?
ずいぶん長い間Jリーグからは遠ざかっていましたから、正直なところわかりません。他のチームについてはこれから時間をかけて分析していきたいと思っています。その前に自分自身をチームにフィットさせていかないといけませんから。スペインにいた頃から東京の試合はDVDで繰り返しチェックしていたので全体的なイメージはつかめているのですが・・・とにかく最近はドゥンガ【註4】が凄いですね。アレを見せられたら相手チーム云々言ってられませんよ。ここ数年間東京を引っ張ってきただけの風格が漂っていますね。一番警戒すべきは「怒れるドゥンガ」なのかも知れません。

-- それでは回答は「下田選手」という事でよろしいですね
そうしておいて下さい(笑)。僕はもちろん経験した事はないのですが本当に痛いらしいです、ドゥンガの蹴りは。とにかく彼の怒りを買わないように気合に満ちたプレーを心掛けたいと思っています。

-- 開幕戦の相手は東京ヴェルディと発表されました・・・日本復帰戦からいきなりダービーですね
日本最後の試合もヴェルディ戦でしたから、何か因縁めいたものを感じますね。

-- ヴェルディ戦といえば誰もが“伝説のヒール【註5】”を思い浮かべるのですが・・・
そうですか?僕はすっかり忘れていました(苦笑)。やはり僕の中ではいつになってもプロ初得点が最高の思い出になっています。あのゴールだけはまるで先週のゲームのように思い出す事ができますね。決まった瞬間スタジアムの雰囲気が一変した事にゾクリとさせられました。プロのサッカー選手としての喜びを教えてくれたあのゴールこそ僕の原点だと思っています。

-- 久々の「東京ダービー」についての抱負を聞かせて下さい
やはり同じ首都をホームとするライバルチームですから、自然と気合が入りますね。僕自身にとっても5年ぶりのダービーなのですが、よくよく考えてみたらチームにとっても5年ぶりですね(苦笑)。サポーターの皆さんも久々の対決を楽しみにしてくれていると思います。シーズンの最初からダービーに勝つ事でチームに勢いをつけたいですね。

-- 最後に新たなシーズンを迎えるにあたりサポーターの方々へ一言お願いします
「東京に帰ってくる」という約束が果たせて嬉しく思っています。新しい味の素スタジアムでプレーするのも本当に楽しみです。まずは小平でしっかり結果を残してポジションを確保する事を目標に頑張ります。3月の開幕戦で皆さんと再会できるのが待ち遠しいです!

表彰式で「金メダル」を首にかける事を拒否したのは後にも先にも彼だけではないだろうか。それもサッカー選手なら誰もが夢みる最高の舞台においてである。FC東京の、いや日本サッカー界の悲願であるクラブW杯制覇。あと一歩まで迫ったアジア王者の夢を打ち砕いたのが他ならぬその左足であった事は時代が生み出した皮肉としか言いようがない。
あの夜、試合終了のホイッスルが鳴り響いたピッチの上で11人の失望と10人の歓喜が交差した。彼だけはそのどちらの輪にも加わる事なく静かに天を見上げていた。遂に到達した世界の頂点、しかし彼はその山の頂から早くも次の目標を見出していたのではないか。衝撃のJリーグ復帰があの瞬間に決意された事は想像に難くない。
サッカー選手として得るべき栄誉はすべて手にしたと評される。しかし彼は穏やかな笑みを浮かべながらそれを否定する。『トロフィーやリングの数ではない。一番大切なのは選手生活を終える時に愛するクラブに何を残せたのかという事』
この春、Jの舞台に“神の子”が帰還する。ファンの渇望感が臨界点に達している事は増設工事が済んだ味の素スタジアムの自由席(ゴール裏とバックスタンドエリアの計4万席)全席がSOCIO(年間チケット購入者)で占められるという事態からも明らかである。
栄光に彩られたサッカー人生の集大成ともいうべき目標に向かって東京の至宝が再び動き出す。

【註1】原博実さん
サッカー解説者。FC東京監督時代の2004年にヤマザキナビスコカップを獲得。スペインサッカーへの信奉が深く、2010年には同国リーグでの指導者を志して単身海を渡る。その後セグンダ・ディビシオン(2部リーグ)のチームで指揮を取る一方「スペイン人より地元料理を美味そうに食べる日本人」としても名を馳せる。現在は堪能な語学力と豊かな跳躍力を武器にグルメレポーターの第一人者として日西両国で活躍中。好きな料理はバスク料理、好きなシステムは4バック。

【註2】青赤への深いこだわり
『ユニフォームの色が好きになれない』という理由で複数の移籍オファーを断ったという“噂”を彼本人は肯定も否定もしない。しかしこの色へのこだわりが我々の想像する以上に深く重い事だけは間違いない。日本代表においても『最近の代表は事実上FC東京の選手で占められているのだから、このユニフォームも青赤にしてほしい』という発言が物議を醸し出したのは記憶に新しい。

【註3】フジさん
もはや説明不要の「ミスター東京」藤山竜仁。年齢を重ねるごとに進化を続けてきた奇跡のセンターバックは45歳を迎えた昨シーズンも衰えとは無縁のプレーを披露。その存在に世界中のサッカー関係者とスポーツ生態学者の注目が集まる。最多試合出場、最高齢試合出場、最高齢アシスト、最高齢ベストイレブン、最高齢「ここが巧」など、数多くの記録を更新し続ける“Jのレジェンド”。

【註4】ドゥンガ
FC東京の「軍曹」下田光平の愛称。秋田商からプロ入り後数年間の下積みを経てその才能が開花、アジアを代表する超大型ボランチに成長した。試合出場時間が増えるにつれピッチ内外における人格の差異が注目を集める事に。そのキャプテンシーの強さはJリーグ史上屈指と評され、劣勢に立たされたチームを鼓舞するために味方選手の尻を思い切り蹴り上げる姿はFC東京の名物にもなっている。2014年シーズンには相手選手に対するファールを一度も犯さぬまま、味方選手への「暴行」のみで累積警告による出場停止処分を受けるという珍記録を樹立した。

【註5】伝説のヒール
欧州挑戦の壮行試合となった2013年の東京ダービーで見せた美技。この試合ループシュートだけでハットトリックを達成するという離れ業を演じた事はあまりに有名であるが、特にペナルティエリアの外でキーパーに背を向けた状態から左足の踵でボールを浮かせた3点目は、日本サッカー史に燦然と輝くビューティフルゴールとして語り継がれている。

<PROFILE> 大竹洋平(おおたけようへい)
1989年5月2日生まれ(28歳)。埼玉県八潮市(現・大竹市)出身。
FC東京U-18時代にJユースサハラカップ2007、第15回Jリーグユース選手権大会で優勝。2008年3月8日ヴィッセル神戸戦でプロデビュー。名将・城福浩監督率いる「第一次FC東京黄金時代」の中心選手として同クラブの躍進を支えた。2013年9月にスイス・バーゼルへ期限付き移籍。同リーグにおける活躍が高く評価され、同年12月にスペイン・バルセロナへ電撃移籍。サッカーの枠を越えてスイス-スペイン両国の関係悪化を招くに至った「激動の移籍劇」を経てその名は世界中へ知れ渡る事となった
(※1)。バルセロナ移籍後も不動のポジションを確保し同クラブのリーグ4連覇に貢献。2016-17年シーズンには日本人プレイヤー2人目(※2)となる欧州CL制覇を果たす。今シーズンよりFC東京へ復帰が決定。
(※1)味の素スタジアムの陸上トラック撤去およびサッカー専用場への改造工事費用はこの時にFC東京へ支払われた高額の移籍金が元手になっているといわれている
(※2)1人目は今野泰幸

「当時の活躍を伝える記事」
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2008年4月 8日 (火)

『味の素スタジアム』アンケート調査

このたびは『味の素スタジアム』アンケート調査にご協力頂きありがとうございます。
アンケートは全部で15問あります。それぞれの問いに対して該当する回答欄にマークをして下さい。アンケート結果は機械によって自動集計されますのでマークが枠からはみ出ないようにご注意願います。マークのしかたは下記【例題】をご参照下さい。

【例題】 『味の素スタジアム』をご存知ですか?
  ● a. はい
  ○ b. いいえ

それではアンケートをはじめます。

【問01】 あなたの性別を教えて下さい
  ○ a. 男性
  ○ b. 女性

【問02】 あなたの年齢を教えて下さい
  ○ a. 10歳以下
  ○ b. 11歳~20歳
  ○ c. 21歳~30歳
  ○ d. 31歳以上

【問03】 あなたのお住まいはどちらですか?
  ○ a. 東京都23区内
  ○ b. 東京都下(含む離島)
  ○ c. 東京都以外

【問04】 『味の素スタジアム』には通常何人で行かれますか?
  ○ a. 1人
  ○ b. 2人
  ○ c. 3人以上

【問05】 『味の素スタジアム』には年に何回ほど行かれますか?
  ○ a. 1回~5回
  ○ b. 6回~10回
  ○ c. 11回以上

【問06】 ご自宅から『味の素スタジアム』までの所要時間は?
  ○ a. 30分以内
  ○ b. 60分以内
  ○ c. 60分以上

【問07】 『味の素スタジアム』に行く目的は何ですか?
  ○ a. サッカーを観る
  ○ b. コンサートを観る
  ○ c. コンサートを阻止する

【問08】 『味の素スタジアム』で開催されるコンサートについてお聞きします
(1)芝のコンディションに対する影響はどれくらいと予想されますか?
  ○ a. 悪化する
  ○ b. 間違いなく悪化する
  ○ c. とんでもなく悪化する
(2)芝のコンディション悪化によって懸念される事は何ですか?(複数回答可)
  ○ a. プレーが乱れる
  ○ b. 選手が怪我する
  ○ c. 審判は相変わらず
  ○ d. カードが乱れ飛ぶ
  ○ e. 試合が荒れる
  ○ f. 選手も荒れる
  ○ g. ベンチも荒れる
  ○ h. スタンドは当然大荒れ
  ○ i. 治安が悪化する
  ○ j. 国が乱れる

【問09】 『味の素スタジアム』にもっともふさわしい色は何色だと思いますか?
  ○ a. 青と赤
  ○ b. 緑
  ○ c. ピンク

【問10】 『味の素スタジアム』の特徴を一言で表現すれば?
  ○ a. メシがマズイ
  ○ b. メシがマズイ
  ○ c. メシがマズイ

【問11】 4月12日開催の「東京ダービー」ではどちらが勝つと思いますか?
  ○ a. FC東京
  ○ b. 東京ヴェルディ
  ○ c. 引き分け

※問11で「b.またはc.」と回答された方にお聞きします

【問12】 本気ですか?
  ○ a. 本気です
  ○ b. 冗談です

※問12で「a.」と回答された個性的な方にお聞きします

【問13】 考え直した方がよろしいのではありませんか?
  ○ a. ウチが負けるなんて考えられません
  ○ b. そうですね・・・ちょっとだけ考えさせて下さい

※問13で「a.」と回答された不思議な方にお聞きします

【問14】 何だか意地になっていませんか?
  ○ a. ウルサイ!いい加減にしろよ!
  ○ b. こっちには歴史と伝統があるんだ!
  ○ c. 絶対にオマエらには負けないからな!

【問15】 その自信はどこからくるのですか?
  ○ a. フッキ
  ○ b. フッキ
  ○ c. フッキ

アンケートは以上です。
回答用紙を所定の回収箱に提出のうえご退出下さい。ご協力ありがとうございました。

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2008年4月 2日 (水)

■「モツ鍋」編集後記■

皆様

「バカ」におつきあい頂きありがとうございました。城福監督ご本人からの激励のエールを含め(オイオイもう4月2日だぞ)多くのコメントとメールを頂戴致しました。幸いな事に今のところお叱りの言葉はなくひと安心しています。モツ鍋屋についてのご質問もありましたが、あのお店は実在していますし、何よりも僕の行きつけのお店です。ただし、いわゆる「東京サポのお店」ではありませんので店内が青赤に染まるイメージを抱かれると調子が狂う事になりますし、入店直後に突然大声でYou'll Never Walk Aloneを絶唱しても特段これといった特別サービスを享受する事はできません。村林社長も『インタビューの内容はともかくこのモツ鍋だけは本当に美味いね』といたく感激されているご様子で・・・スミマセン、もうそろそろ自重します。

普段からできるだけ“トゲ”が残らない作文をするように心がけているのですが今回はあえてメガネ・・・否、反町監督のフォローだけはせず“刺したまま”にしてあります。国立での予選には全試合駆けつけている立場として声を大にして言いたい(怒)、平山相太と心中せよ、と。舞台設定が大きくなればなるほどそれ相応のスケールをもったキャスティングが求められるのだから。ソウタはやってくれるはず、間違いなくソウタは北京で輝くはず。
というわけで、増嶋選手も北京経由小平に帰ってきて下さい。貴方の正確なフィードが今の東京には必要なのです。日曜日の試合でそれがよくわかった・・・でしょう?
ちなみに“オシャレなソウタ”は2008年度FC東京ファンブックをご参照の事。センスの良いベルトがネタのヒントです。今夜の三ツ沢では先発出場が予想されています。“ドカーンとゴール”のD&Gに期待したいところですね。

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2008年4月 1日 (火)

城福監督独占インタビュー(後篇)

※城福監督独占インタビュー(前篇)より続く

平山相太選手に関する城福監督の冗談とも本音ともつかぬ衝撃の告白から、話題は増嶋竜也選手と反町五輪代表監督にまで波及していきます。そして村林社長の登場とともにインタビューは思わぬ展開を迎えました。

《移籍の真相》

-- その一方で増嶋選手は再び京都へレンタル移籍となりました
これも時効なので言える事ですが、やはり昨年末のトラウマが大きかったのではないかと思っています。彼自身北京五輪の開催年を迎えて期するところがあったのでしょう。甲府での契約期限が迫った頃、増嶋には東京への復帰を含め複数の選択肢があったのは事実です。決して長くはないサッカー選手生活における特に大切なシーズンを過ごすにあたり、彼自身の価値を高めるために何をすべきなのか日々葛藤していたのだと思いますね。

-- そんな大切な時期に・・・
来る日も来る日もソウタから“オシャレ”についての相談メールや電話が殺到したわけですから、そりゃ京都に行ってしまうわけです(笑)。甲府に住んでいながらあれほどまでの「マンマーク」を受けるわけですから、このまま東京に戻ったら何をされるかわからない。そんな恐怖感に襲われたのではないでしょうか。いずれにせよ増嶋の移籍はクラブにとっても大きな誤算でした。徳さん(鈴木徳彦強化部長)と一緒にソウタを問い詰めようとしましたがそれもやめておきました。彼自身がこの移籍に一番ショックを受けていたわけですからね。

-- 京都戦、平山選手が途中出場した際の増嶋選手の表情といったら・・・
もう、完全に凍りついていましたね。蛇に睨まれた蛙ではないですが、あの時ばかりは増嶋自身、自分の職業がDFである事を呪ったのではないでしょうか。いやでもFWのソウタと対峙しなくてはならない。もっともその精神的動揺を誘うのがベンチの目的でしたから作戦的中だったといえます。あの時間帯から明らかに増嶋の動きは精彩を欠いたわけですから。

ここで遅れて村林社長が到着。インタビューが行われているテーブルから少し離れたカウンター席に腰を下ろし柔和な表情を浮かべながらこちらを“観察”。せっかく平静を取り戻した心音が再び加速する(社長と監督に囲まれて落ち着いていられるわけがない!)。

-- 今野選手の同点弾の裏には平山選手のアシストがあったと
そういう事にしておきましょう(苦笑)。とにかく今シーズンの試合日程が発表された段階からコーチ一同で練りに練った戦術ですから。小平では「PTSD作戦」と呼んでいます。これはトーチュウさんにも明かしていませんから本当の意味で企業秘密ですよ(笑)。まぁ、敵に手の内を見せる必要はありませんからこれ以上は語りませんよ。サンガとの試合はもう1試合ありますから、西京極でもやります。

-- 噂にはなっていましたが増嶋選手の京都移籍にはそんな背景があったのですね
そんな単純に理解されても困ります。ソウタのフォローをするわけではありませんが、世の中には様々な事象があり、それぞれの因果関係は望む望まぬを関係なく複雑にからみあっています。簡単に言うと何か事件が発生した際、その原因はひとつだけではないという事です。しかし増嶋の移籍についてはその理由は限りなくひとつ。間違いなくソウタです、断言します。

-- 全然フォローになっていないように聞こえますが・・・
そうですか?とにかく五輪代表に選出される事はサッカー人生において大きな財産になる事は間違いありません。梶山&長友のみならず、平山&増嶋という次代の東京を背負う“悩める逸材”には是非とも代表に返り咲いて欲しい。特に増嶋には厳しい状況かも知れませんが、残された時間を有効に使い京都でレギュラーの座を確保し続ける事で必ず・・・。えーっ、そのー。

しばしの沈黙。一点を凝視しつつ額にうっすらと汗をかく城福監督。

《社長の悪戯》

-- 監督、如何されましたか?
いえ、別に・・・。は、話を続けます。
特に増嶋には厳しい状況かも知れませんが、まぁ・・・伊野波のあ、アホンダラが選出されるくらいなら、絶対にまっすうだろうという事ですよ。だいたいソリマチの野郎・・・あのメガネくんはね、サッカーの何たるかをわかっていないだけでなく、そもそもウチとは相性が悪いんですよ。パブリシティー効果の追求と称して東スポや夕刊フジの記者に平山のネタを売っているのもアイツですし、梶山の怪我にしても理由はありませんがとにかくアイツのせいなんです。最近評価を上げている長友ですが、その起用理由もメガネくんの奥様が長友ファンだからというではありませんか。だいたい奥様は元客室乗務員ですよ!い、一番許せないのはこの点です。とにかくフシダラ極まりない。僕が言いたいのはこの一点に尽きます。

放心状態の城福監督。なかば虚ろな視線の先にはびっしり文字が書かれたカンニングペーパーを掲げる村林社長。不敵な笑みを浮かべ小声で『そのくらい言っちゃっていいんだよ。俺が全責任を取るから』

-- ずいぶん勢いのある発言のわりには棒読みでしたが・・・顔色が悪いようですが大丈夫ですか?
いえ、すみません。大丈夫です。

アルコール度の高い芋焼酎をストレートで一気に飲み干す城福監督。こわばった表情からは完全に笑みが消えた。一方、何事もなかったかのようにカンニングペーパーを鞄にしまい込む村林社長。和やかだったインタビューは思わぬ方向へ流れ、仕上げのモツ鍋がテーブルに届いた頃、周囲の空気は完全に青赤2色に分断されていた。すなわちそれは予期せぬ“むちゃぶり”強制発言に顔面蒼白の城福監督と、ほろ酔い加減である種の達成感に両頬を紅潮させる村林社長のコントラストである。

いやいやいやいや、このモツ鍋は美味いね!知ってる?モツが美味い店っていうのは、刺身や焼物のメニューも美味いんだよ。だいたいそういう店は良質な肉を仕入れるルートを・・・

春の夜が更けゆく六本木に村林社長の快活なトークが響き渡る。傍らでようやく平静を取り戻した城福監督が芋焼酎の注がれたロックグラスをじっと見つめている。その鋭い視線が見据えるものは次節・三ツ沢における勝利の情景にほかならない。

□収録=2008年3月31日
□協力=もつ鍋和牛料理『かね萬』六本木店

追記:
このエントリーはエイプリルフールだからシャレで許される程度まで好き勝手書いてやれと筆者がずいぶん以前から準備していたものです。文中に登場する人物・団体・発言内容等は、モツ鍋屋の店名と『モツ鍋が美味い店は刺身や焼物も間違いなく美味い』を除くすべてがフィクションであり、実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
今後もたびたび新カテゴリー
「FiCtionTOKYO」としてこのテのバカ文章で遊ぶ事が予想されます。もともと“こういうの”が好きなのでどうぞご承知おき下さい(「程度」はわきまえますので)。まさかとは思いますが『だまされた!』とお怒りの方、大変申し訳ございません。最後にこの場を借りて、貴重なインタビューの機会を与えて下さった村林社長、FC東京広報部スタッフの皆様、そして城福監督に厚く御礼申し上げます・・・だからフィクションだっての。

「32インチ液晶からほとばしるパッション」
040_zekkyo_jofukusan

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城福監督独占インタビュー(前篇)

魂の同点劇にホーム・味の素スタジアムが沸いた京都戦の翌日、新生FC東京を力強く牽引する城福浩監督(47歳)に独占インタビューをさせて頂く機会に恵まれました。限られた時間でしたが、新聞・雑誌・テレビとは一線を画したいわゆる“草の根メディア(素人ブログ)”の取材という事もあり、お酒が進むにつれて監督の口から次々と冗談が飛び出す楽しい一問一答となりました。途中から村林裕社長(54歳)も「乱入」され、思わぬ方向へ話が進んだインタビューの内容をお届けします。
□収録=2008年3月31日
□協力=もつ鍋和牛料理『かね萬』六本木店

《緊張の乾杯》

待ち合わせの時間通りに到着した城福監督。紺のスーツに青のストライプが入った白いシャツ。両袖で銀色に輝くカフスがおしゃれだ。日焼けした端正なマスクが薄暗い店内に映える。撮影用のライトに目を細めながら席につき、おしぼりで両手と首筋を丁寧に拭く。爽やかな笑顔を絶やす事なく、生ビールを受け取る際に店員へ目配せしながら会釈する姿は紳士そのものだ。

-- 監督、今日はお忙しいところありがとうございます。
いえいえ、こちらこそ宜しくお願いします。実は六本木は久しぶりなんですよ。ミッドタウンを見たのも今日がはじめてでした。若い頃はよく遊びにきたものですが・・・ずいぶんと昔の話ですね(笑)。クラブのスタッフにもこのお店を知っている者がいましてね、美味しいモツ鍋を食べられると聞いて今日は楽しみにやってきました。隠れ家的な雰囲気が素敵ですね。

生ビールで乾杯した後、さっそく名物のレバ刺しとサガリ焼きを堪能する。当方の緊張感を察してか、サッカーに関係ない事まで積極的にコメントして下さるお心遣いが嬉しい。

このレバ刺しは臭みがまったくなく美味しいですね。サガリっていうのはどこの部分ですか?横隔膜ですか、じゃあハラミと同じですね。いやいやこれも最高です。刺身や焼物がこれだけ美味いのだから、この店のモツ鍋には期待できますね。だいたいこういう店は良質の肉を仕入れるルートを確保しているのが常ですから。

予想を超える饒舌ぶりを見せてくれる城福監督。「肉」についてのコメントも理論的で説得力に溢れる。ビールを飲み干し、芋焼酎にシフトした頃から話題はようやくサッカーへ切り替わる。

《綿密な計算》

-- 前節・京都戦を振り返ってのコメントをお願いします
中盤の選手に怪我が多かったので先発メンバーはギリギリまで決まりませんでした。小山(泰志)のアクシデントも残念でしたね。まだまだチャンスはあるのだから、しっかりと怪我を治して欲しい。試合の内容としては、これは試合後のインタビューでも話した事なのですが、京都のカウンターを警戒し過ぎたあまり、中盤の組み立てが少し大味になってしまいました。やはり常に前を向いてパスをつなぎながらアタッキングサードまで攻め込む事を繰り返さないといけない。3点目を取って追いついた事はチームをほめたいけど3点取られたのも動かない事実。確かに相手の得点は素晴らしいゴールだったかも知れないが、結果を真摯に受け止めて次の試合への反省材料にしなければならないと考えています。

-- 試合後半にFWの選手を投入して2トップにする事が多いように思えますが、監督にとって理想のシステムはどのようなものですか?
実はシステムについてのこだわりはあまりないのです。味スタが満員になるのだったら3バックでも5バックでもやりますよ、僕は。平山のCB?味スタが超満員になる保証があるのなら本人と相談して検討します(苦笑)。ただ監督就任直後、あれは確か専門誌のインタビューだったと思うのですが、同じような質問を受けて『4バックが好きだから4バック』と正直に答えたら、クラブの広報担当者が軽いケイレンを起こして倒れてしまった事がありましてね、今でも原因はわからないのですが、縁起が悪いのでそれだけは言わないように心掛けていますよ。何かトラウマでもあったのですかね?

-- それはある意味で禁句なのかも知れませんね
そうなのですか?まぁシステムが4-5-1であっても4-4-2であっても選手たちがやるべき事は変わりませんから。一番大切なのは全部足して10になる事。チームを率いる立場として小平で結果を残した選手たちの努力に報いるために、3バックであろうが4バックであろうがとにかく合計で10になるように常に綿密な計算を心掛けています。9でも11でも許されないのがプロの厳しい世界ですから。

-- 単純な足し算だと思うのですが・・・
シンプルな計算でも常に全力を尽くす。それが東京ガス時代から綿々と続くクラブの伝統だと信じていますから(微笑)。

インタビューが進むにつれて明らかになったのは、城福監督が発言にジョークを織り交ぜる事を好むという事実。しかも表情がまったく動かないため本音と冗談の境目が見えてこないのが味わい深い。質問を投げる方も真剣勝負で臨まなくてはならない。

《嘘みたいな話》

-- 「パッション」や「ラブリー」といったキーワードを最近口にされていないようですが?
チームの始動直後はファンやサポーターの皆さんへメッセージを発信する目的もあり、意図的にメディアを通じてカタカナ言葉を多用したのは事実です。ただ、言葉だけが一人歩きするのは本意でないし、選手の一部には誤解含みの解釈をしていた者もいましたので、次第に発言は控えるようになりました。

-- 誤解含みの解釈ですか・・・
ある選手が昨年末、正確には11月の終わりくらいからですが、僕が東京の監督に就任する記事が出た頃から突然“オシャレ”に夢中になりはじめた。オフになるたびに増嶋(竜也・現京都)を甲府から呼び出しては買い物につきあわせていたみたいです。嘘みたいな話ですが、どうやらPassionとFashionを混同したようなのですね。新しいサッカーに取り組むには何よりもまずオシャレだと。だからソウタは・・・あ、もう時効だから名前を明かしてしまいますが、昨年末から今年頭にかけてのソウタ(平山相太)は大変でしたよ、なにせ全身ドルチェ&ガッバーナですから(苦笑)。

-- それは衝撃の事実です(笑)。ある意味それだけ城福サッカーへ懸ける思いが強いという事ですね
その通りです。方向性は間違っていても彼からは確かなパッションを感じました。とにかくあれだけの素質をもった逸材ですから。ソウタが調子に乗ると手をつけられないのは周知の事実。問題は噴火の頻度でしょう。まだまだ彼は「休火山」状態ですから。もっともっと爆発を重ねて「活火山」になってもらわないと困るし、そのように変貌を遂げてくれると期待しています。

※城福監督独占インタビュー(後篇)に続きます
【配信予定】 2008年4月1日 14時00分

「とびきりのモツ鍋をご堪能あれ」
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