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2009年7月 1日 (水)

Shooting Star(後篇)

昨シーズンの対戦成績は圧倒的に分が悪く、さらにチームの調子が上向いてきたと思った矢先、飛田給でグチャグチャに敗れるなど、清水エスパルスには目の上のタンコブという印象があった。絶対的な格上ではないのに、どうも引け目を感じる。最終節で「差され」得失点差で順位を逆転されたのは、象徴的な出来事のように思えた。良くも悪くも同格という印象。だからこそこの時期、清水と対戦する事に大きな意味を感じていたのである。

今野泰幸が痛恨のミスと回顧したワンプレーから、同点に追いつかれる。様々な打楽器が楽しげに奏でる軽快なサンバのリズム。清水ゴール裏が一気に活気づいたが、東京だって負けていない。週末のナイトゲーム、そしてアウェー側のスタンドも多くの観客で埋まっていたため、一気にスタジアムが熱くなってきた。周囲の騒々しさにも動じず、小一時間眠っていた息子が目を醒ます。満面の笑顔。寝起きの良さは間違いなく父親譲りである。

今回招待したビギナーズには、東京ヤクルトスワローズの関係者も含まれていたのだが、初めて観る「サッカー」に驚いてくれたのが嬉しかった。『いやいや、凄いですね』何がどう凄いと思うのか、隣の隣に座る彼へ問いかけた刹那、何がどう凄いのか説明できないその瞬間を迎える事になった。直前に放った豪快なミドルシュートは、“愛され人”その優しさが故の警鐘。清水ファンの心的衝撃を和らげるための伏線だったのかもしれない。

流星、一閃。クロスバー下端を直撃した後、大きな衝突音を残し無数の星屑が飛散する。僕は声にならない声をあげ、指揮官よろしく背を反らし天を仰ぐ。視界いっぱいに広がるパノラマ景色は、驚きと喜びに満ちていた。石川直宏が描くN字型の成長曲線。スピードスターが到達した新境地とは、予測不可能の位置から確実に標的を射抜く狙撃者なのか。好不調ではなく、明らかなる進化形。観る者すべてを虜にする、シューティングスター。

タヌキ講で誘われし総計92もの可能性たち。
流星の煌きに心を射抜かれたと期待したい。

星に願いを…消える事のない流星に祈りを。

物理的には可能です。店側にそう確認してのアレンジだったが『物理的に』の意味を軽く捉えすぎていた。セットプレー時の壁を作るように、触れあわない肩がないギッチギチのテーブル席スペース。男女17人夏(の反撃)物語。神宮前、住宅街のはずれにある名店で合コン祝勝会。「タヌキ講」共謀者のご協力もあり、思い描いたがままのハッピータイム(今度は割り勘)。実力拮抗した両チームの熱戦よろしく、歯応え抜群の地鶏が美味い。

背後のカウンター席から漏れ聞こえる、オレンジ色の嘆き節。『あそこであんなシュート決めるかね、フツー』僕たちの目には流星に映ったあの閃光が、彼らには巨大隕石に思えたらしい。不幸の星、何が悪くて自分たちの頭上に降り落ちてくるのかと。大騒ぎしてしまいスミマセン。一言、詫びを入れておく。そして詫びを入れたからにはと、開き直って再び大騒ぎ。勝利と焼酎に酔い、飛田給での再会を約束して、青赤勧誘作戦は第三章へ。

【2009年15節】 FC東京(2-1)清水エスパルス ※観衆28,987人(国立霞ヶ丘競技場)

2009年07月01日付
現在の青赤指数=63(→)
■■■■■■■■■■10発狂
■■■■■■■■■■
20絶望
■■■■■■■■■■
30暗鬱
■■■■■■■■■■
40不安
■■■■■■■■■■
50平常
■■■■■■■■■■60希望
■■■□□□□□□□70幸福
□□□□□□□□□□80歓喜
□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎聖地で嘔吐はやめましょう

■Naohiro Ishikawa - Recommended Back Number
2009/05/04 『NOBODY CAN STOP HIM』

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コメント

いつもいつも、NFBD様の文章には泣かされます。
たぶん彼の華々しい『今』だけでなく、
ツラく険しい『過去』が脳裏をよぎるからでしょう。

歯を食いしばって頑張ったからって、
必ず何かを得られるわけではないプロの世界ですが。
彼には何か“ごほうび”になるような物を手に入れて欲しいです。

投稿: カツ(丼) | 2009年7月 1日 (水) 09時32分

バクスタ最前列に陣取った30名ほどのタヌキ連合の皆様、あの方々がひょっとしたらNFBD様ご一行だったでしょうか。NFBD様と思われる方に抱かれたヒマワリ君(らしき赤ちゃん)と美人の奥様(らしき女性)。
私、ほぼ真後ろにおり、その楽しげな雰囲気を羨ましく見ておりました。30名もの子ダヌキさん達に最高のゲームを観せてあげられたのは何よりでしたね。
ただ最後のウェーブは繋がらなかったですけどね。。。
もしこの方々がNFBD様でなかったらば、ゴメンナサイ。

投稿: サスケ | 2009年7月 1日 (水) 12時40分

カツ(丼)様
コメントありがとうございます。「泣」だなんて光栄です。代わりといっちゃアレですが、カツ(丼)さんのブログから「笑」を頂いております。こう書いてしまうとアレですが、よく思いつかれますよね…いろいろと、ホントに(笑)。

投稿: NFBD | 2009年7月 1日 (水) 17時01分

サスケ様
コメントありがとうございます。
『最前列に陣取った30名ほど』事実でございます。『最高のゲーム』事実でございます。『最後のウェーブは繋がらなかった』事実でございます。『美人の奥様』本人に事実関係を確認中でございます。
つまり貴方がほぼ真後ろから目撃された「アヤツ」が「コヤツ」でございます。改めまして、いつもお世話になっております(笑)。楽しげな雰囲気でしたか?それを伺って少し安心しました。楽しくないと次に繋がらないですからね…僕だけ楽しそうだったというオチではありませんよね?

投稿: NFBD | 2009年7月 1日 (水) 17時09分

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