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2008年11月

2008年11月30日 (日)

dia obrigado 2008

いつも素敵な写真を提供してくれる巨匠の傑作、ゴルゴ氏の狙撃シーンを捕らえた決定的な一枚。この日がくるまでじっくりと温めていたのだが、皮肉にも狙撃者氏張本人が出場停止の憂き目に。

それでもいいやとばかりにとりあえず写真だけ。書きたい事は山ほどあるけどまずは寝なければ。明日入場待機列に並びながら文章を更新しよう。不測の事態に備え一番大切な事は書いておこう。

ホーム最終戦!味スタで絶対に勝利を!

追記:11/30 13:00
いざ当日を迎えると慌ただしくてブログの更新どころではありません。京王線車内で奥様がめざとく発見した普段着の倉敷保雄さん。ピンクの新聞片手に仕事の準備をされていました。その携帯電話のストラップに…残念ながらベアは発見できず。調布駅で乗り換えるときに言葉を交わす機会に恵まれました。テレビの印象通りあたたかくて素敵な方でした(感激)。『今日は東京、何対何で勝つと思いますか?』という強引な問いに倉敷さんは笑顔で『ニイゼロ』と答えてくれたのでした。それではまた後ほど…チャオ!
《Foot!》風に

2008年11月30日付
現在の青赤指数=65(→)
■■■■■■■■■■10発狂
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20絶望
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30暗鬱
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40不安
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50平常
■■■■■■■■■■60希望
■■■■■□□□□□70幸福
□□□□□□□□□□80歓喜
□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎強いチームが勝っている33節…勝ちたい!

「顔面狙い」 Photo by Yama-chan
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2008年11月29日 (土)

スタンドを見上げて

左サイドから切り込んだ僕に絶妙なパスが送られる。オフサイドはない。そもそもルールにない。残された障害はあとひとり。GKと1対1の状況が生み出せた事を悟った僕は落ち着いて右足のインフロントキックでボールを流し込む…はずだったのに『スカッ』と爽やかに空振りしてしまう。頭で判っていても身体が、特に腰から下がまったくついてきてくれなかった。

数分プレーしただけで息が切れる
シュートを撃てるのにパスを選択
上がったまま戻らず守備をサボる
仕方がないじゃない…人間だもの
思わず相田みつを的な心境に陥る

飛び入り参加させて頂いた東京ガスサラリーマンミニサッカー大会。味の素スタジアムの中に入ってフットサルを楽しむという貴重な、そしてとても楽しい時間を過ごせた。残念ながら(当然だが)開放されたのは人工芝エリアのみだったが、メインスタンドの更衣室・シャワー(もちろん選手用とは別である)も使えたりとちょっとした選手疑似体験も楽しめたりした。

スタンド下からピッチに入場するビュー、試合前にゴール裏のサポーターを煽る塩田仁史ビュー、お立ち台での勝利者インタビュービュー、そして歓喜に満ちたゴール裏正面からのシャービュー。ビュービューだのシャービューだの、ワケがわからない。ついでにフクダ・アングルで例の「溝」も見物。防護ネットがなければ間違いなく大惨事。意図の伝わらない設計だ。

試合と試合の間には30分以上のインターバルがある。この時間を使いビジョンの方向に向かって「エア・シャー」を楽しんだのはきっと僕だけではなかったはずだ。スタンドを見上げて気づいたのは、思ったよりも客席ひとつひとつが“見える”という事。ファン・サポーターの喜怒哀楽は想像以上に選手たちに感知されているのかもしれない。これは新鮮な発見だった。

午前中はとても良い天気に恵まれた。日光を反射したスタンドが白い輝きを放っていた。青い空とのコントラストが美しかった。はたして明日の夕刻、ここでどのようなドラマが演じられるのだろうか。28時間先の未来に思いを馳せる。天然芝に足を踏み入れる事が許されるのは選ばれし11名の勇者のみ。僕たちは再びスタンドに戻りあらんかぎりの力で声援を送るのだ。

Paint it BLUE and RED.

最後の味スタ、笑顔に満ちよ。

2008年11月29日付
現在の青赤指数=65(→)
■■■■■■■■■■10発狂
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20絶望
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30暗鬱
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40不安
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50平常
■■■■■■■■■■60希望
■■■■■□□□□□70幸福
□□□□□□□□□□80歓喜
□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎90分走れる選手を無条件で尊敬します

「静かに決戦を待つ」
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2008年11月28日 (金)

下町の王宮料理(主菜)

『しょうが焼き…でしたよね?』客の注文が疑問符で終わる奇妙な会話。『あ、野菜多めでお願いします』初来店にも関わらずオプションまで頼む図々しさ。『アマと一緒のヤツね…スパゲッティはどうします?』スパゲッティをどうするか?要るか要らないかという意味?それともナポリタンにするかペペロンチーノにするかという意味?悩めるビギナーは機械のようにこう答えるしかない『あ、それもアマラオと一緒で』

奥さんと僕のこんな問答を聞いていたご主人がパス回しに加わってくれた。『ひょっとして電話をくれた○○さん?』少し驚いた。数日前に電話で営業時間を確認したのは憶えていたが、自分の名前を告げた事は忘れていたからだ。『遠くからわざわざありがとうございます』いえいえこちらこそお会いできて光栄です…ここからグッと距離感が縮まった気がして嬉しかった。ご主人が調理している間、奥さんの話が聞けた。

もう今も残っているのはアマ以外にはフジさんと…しょうが焼きの仕上がり具合を確認した奥さんが『えーっと』と言いながらごはんと味噌汁を出してくれる。『あとはサリさんね』残念ながらアサリではなくワカメの味噌汁だった。東京ガス時代からの歴史を感じさせるポスターが壁という壁に重ね貼りされていた。色褪せた数々のポスターでユニフォームの変遷とともに藤山竜仁と浅利悟の髪型の変遷も学ぶ事ができる。

『ササハラさんの事はご存知?』奥さんの問いかけにピンときた。土砂降りの日立台で最後のリーグ戦に臨んだアマラオが自身の花道を飾る2ゴールを決めた(僕の中では)伝説のゲーム。どれだけド派手に喜んでも許されそうな状況なのに、この日の主役はユニフォームの赤いインナー部分を頭にかぶってアンダーシャツをアピールし続けた。「SASAHARAガンバレ」という病床の友人へのメッセージがそこに書かれていた。

その彼が単なる友人ではなく東京ガス時代のチームメイトである事を知らなかった。そしてアマの願いも届かず彼がお亡くなりになった事も知らなかった。奥さんが指差した額縁の中にJFL時代の集合写真が保管されていた。僕の中でSASAHARAがはじめて「笹原さん」になった。『本当にいい人』あれから色々と変わっちゃったけどアマだけは本当に変わらない。野暮な質問は無用だ…僕は黙って奥さんの話に耳を傾けた。

やがて料理が運ばれてくる。キングがキングになる前からこよなく愛した逸品。暗黙の了解で彼の指定席となっていた左端の“玉座”でありがたく頂く。本当は少しトマトが苦手。しかし庶民の分際で王宮料理を残すなど万死に値する。僕は肉厚のしょうが焼きをじっくり味わい、ごはん粒ひとつ残さず平らげた。思わず手をあわせ「ごちそうさま」してしまう。それにしても何故アマはこの席が気に入っていたのでしょう?

遠方ヨリ来ル客人愚問ヲ発ス
『そりゃ私と話せるからよ』
猿江の母は胸を張って答えた

おカネとかじゃないのよね。できるだけ多く、できるだけ安く。“ユースの子たち”について奥さんはこう話してくれた。結局あの子たちの親御さんたちが負担するのだから。原石たる少年たちの胃袋を代々満たしてきた貢献たるや…貢献なんて言葉を使うと怒られるだろう、好きでやってきたのだからと。『去年の今頃だったら大竹クンとかね』神の子はどの席で食事をしていたのだろう。トマトも残さず食べただろうか。

知りあいのクラブスタッフから教えてもらったからです。『どうして閉店の事をご存知なの?』という問いに正直に答えた。『本当は10月いっぱいでやめる予定だったの』という奥さんのコメントに胸をなでおろす。理由は知らないが当初予定されていなかったロスタイムの最後になってようやくボールへ触れたという事になる。土曜で終わりという事は、日曜は味スタに行かれるのですか?『あっちは遠いから行かないわ』

あっちに行ってから、あっちに移ってから。奥さんの話にたびたび出てきたキーワード。「あっち」と「こっち」の間に介在する東西の境界線、それはクラブが育ちゆく過程で生じた成長痛のようなものだっただろうか。小平への移転を経て深川は過去形で語られる事が多くなった。変わったもの、失われたもの。昔をよく知る人だからこそ感じる寂寥、変わらないアマラオが今も愛される理由はここにあるのかもしれない。

僕は「東の時代」を知らない。それでも愛するクラブの歴史に触れてみたいという欲求は尽きない。アマラオの存在が見知らぬ地の見知らぬ店を訪ねる動機になった。今もなお東京の象徴として語り継がれるキングが過去と現在、トーキョーの東と西を結ぶ「橋」となってくれた。『それではどうぞ元気にお過ごし下さい』最初で最後、はじめて訪れた飲食店で交わすとても不思議な挨拶。これもアマと東京あってのご縁だ。

古き良き東京を支えた良心食堂
明日29日「キッチンサルエ」は
36年もの長き歴史に幕をおろす

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下町の王宮料理(前菜)

雨に濡れた傘をたたんだせいで左手がかじかむ。再び地下鉄の駅に戻ってきた。所要時間はたったの3分。今さらながら改札を出て左に行くべきだったと悟る。方向音痴の傾向が強いくせに見切り発車で飛び出してしまう性質はきっと死ぬまで治らない。正反対の出口から地上に出た僕は、10分以上付近を歩きまわってしまったのだ。地図を読まなければ人の話も聞けない。我ながら息子にとってよい反面教師になれそうだ。

DVDで観た店の外観がイメージとして残っていたので、およそ30メートルほど手前の時点で目的地を発見した事を自覚できた。少しくすんだ赤い軒と、看板。ようやくわかった、カタカナで調べなかったからだ。こんな時代にも関わらず、インターネットで情報を抽出するのに苦戦した理由が判明した。地名は猿江だが店名はサルエ。住宅街の片隅で静かに温かく時間を重ねてきた食堂。ここはキングが愛したレストラン。

ちなみに「キッチン猿江」で検索するとこんな記事にたどりつく。トーチュウの力作、まさに珠玉のコラム…是非とも一度、お目通し頂きたいと思う。
□365日FC東京【FC東京ぴーぷる】前編
□365日FC東京【FC東京ぴーぷる】後編

木曜のランチタイムが僕に残された最後のチャンスだった。いつかは必ず訪ねてみたいと思いながらなかなか重い腰をあげずに今日に至った。オフィスを早めに脱け出して地下鉄を乗り継ぎ住吉まで「密行」する。改めて感じる都心の狭さよ…住吉は、猿江は、深川は拍子抜けしてしまうほど近かった。玄関扉から店内を覗く。軽い感動と、軽い失望。せっかくたどり着いたのに中に入れない。冷たい雨、僕は店の前で待つ。

混んではいたが、満席ではなかった。それでも店内の様子を偵察しながら、僕は雨の中ナメクジのようにじっと待ち続ける。はたから見れば不審者に映った事であろう。しかしナメクジはナメクジなりの決意を固めていた。搭乗するならファーストクラス、座るのだったらあの席に。逆L字型したカウンターの左端、心に決めていたプレミアムシートが先客に占有されていた。雨は強さと冷たさを増すが、それでも僕は待つ。

数分も経たないうちだった。最初に扉から出てきたのがその女性客だったのは僥倖だった。実はずっと店の前をウロチョロしていたくせに、いかにも到着したばかりの表情で(どういう演技やねん)店内に潜り込んだ。まるでパチンコ屋を出た客が景品交換所に向かうようにいそいそと移動。イイ歳してイス取りゲームである…表情に出さぬものの内心嬉々としながら僕は「左端」を確保する。その丸椅子はまだ温かかった。

緊張しなくていいのに緊張している。複数のオーダーが入ったばかりなのか厨房の中はとても忙しそうだ。しばらく店内の様子を観察させてもらいたいからちょうどいい。くるりくるり、チラリチラリ。丸椅子が腰の動きに従って回転してくれる当然の現象に感謝する。まるで美術館の見取図を事前に熟知したルパンのように、テーブルの配置から四方の壁に飾られた写真やポスターの位置まで僕がイメージしたままだった。

DVDに映っていたご主人、奥さん、そして来店してはじめてその存在を知ったスタッフのお姉さん。店の奥に置かれたテレビが結構な音量でワイドショーを映し出していた。支払を終えた常連と思われる客が『お元気で』という挨拶を残して店を出ていった。事情を知らない人が見たら不思議な光景に思えただろう。やがて電気自動車のように静かな潜入を果たした怪しい客にお姉さんが気づいてくれた。お決まりですか?

『アマラオが好きだったヤツ…下さい』

注文の仕方まで怪しい。

※「下町の王宮料理(主菜)」へつづく

2008年11月28日付
現在の青赤指数=65(→)
■■■■■■■■■■10発狂
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20絶望
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30暗鬱
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□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎素晴らしいホーム最終戦になりますように

「29日で惜しまれつつ閉店です」
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2008年11月27日 (木)

■アマラオが下高井戸に■

『KING OF TOKYO O FILME』
下高井戸シネマでレイトショー上映中(21:10〜22:54)

明日(28日)の夜、下高井戸シネマ(京王線下高井戸駅から迷わなければ歩いて3分)に“主演俳優”アマラオさんがやってきます。

先程、本日ぶん上映終了直後に場内アナウンスされました…ええ、ひとり寂しく観ていましたとも。千円と少しでアマに会えるチャンスです。まだの方は是非、すでにご覧になった方も、今夜ご覧になった挙句「ニアピン」に苦笑された方もどうぞ足をお運び下さい。

映画の詳細には触れずにおきますが、とても良い「フィルム」だと感じました。ちなみにこの映画を観ると“ラモスおじさん”の事がちょっと好きになってしまうと思いますよ。

それではおやすみなさい。

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城福学園【期末試験】問題用紙

東京都立城福学園 【2008年度学期末試験】

問題用紙

※答えはすべて解答用紙に記入する事

<表1>
鹿島 57 +24 H磐【①】A札【②】
名古 55 +11 H札【③】A分【④】
川崎 54 +17 H神【⑤】A緑【⑥】
浦和 53 +14 A阪【⑦】H横【⑧】
大分 52 +07 A柏【⑨】H名【⑩】
東京 52 +05 H新【⑪】A千【⑫】

<表2>
鹿島 57 +24 H磐【●】A札【△】
名古 55 +11 H札【○】A分【●】
川崎 54 +17 H神【△】A緑【○】
浦和 53 +14 A阪【●】H横【●】
大分 52 +07 A柏【○】H名【○】
東京 52 +05 H新【○】A千【○】

<表3>
鹿島 57 +24 H磐【①】A札【②】
名古 55 +11 H札【③】A分【④】
川崎 54 +17 H神【⑤】A緑【⑥】
浦和 53 +14 A阪【⑦】H横【⑧】
大分 52 +07 A柏【⑨】H名【⑩】
東京 52 +05 H新【○】A千【○】

《問1》穴埋め問題
<表1>の空欄【①】から【⑫】を埋めなさい。各空欄には下記(回答群)の記号から適当だと思うものを選んで答えること。ただし空欄【④】と【⑩】の両方に○または●を選ぶことは認めない。両方とも●にしたいという気持ちは十分に理解できるが現実的でないため断腸の思いで却下。
(回答群)○, ●, △

《問2》問題文を読んで答えなさい
現段階で想定できる「最大の混戦」は<表2>のような展開である。これが実現すると仮定したとき、東京ファンはどのような精神状態に陥るものと考えられるか。下記(1)から(5)の中でもっとも適していると思うものを選びなさい。
(1)勝点58で並ぶ場合は得失点差で東京が不利である
(2)カボレが10点取ればACLが現実味を帯びてくる
(3)いえいえ20点取れば優勝だって夢ではありません
(4)オイオイさすがに20点ってのは言い過ぎでしょう
(5)それでもいざ表にまとめると勇気が湧いてきます

《問3》問題文を読んで答えなさい
<表3>はサッカーファンA氏が《問1》に解答する途中の段階を示したものであり、これを見ながら青ベアちゃんと赤ベアちゃんが意見交換をしている。下記(会話文)の空欄【イ】【ノ】に適切と思われる名称を、【ハ】には番号(①から⑩)を記入しなさい。
(会話文)
青『絶対A氏は東京ファンだよ。残り2戦○○予想だもん』
赤『簡単に決めちゃダメ。世の中には色々な人がいるのよ』
青『えっ!だってこの人は東京に連勝してほしいんだよ?』
赤『新潟と千葉に負けてほしいと考える人だっているのよ』
青『あっ!そうかー。残留争いもとっても厳しいんだよね』
赤『どこのファンだろ?伝統を重んじる顔をしているけど』
青『そういえば座右の銘に「栄枯盛衰」て書いてあったよ』
赤『それならA氏は【イ】【ノ】ファンと予想できるね』
青『相変わらず鋭いね!でも僕にはまだ信じられないなー』
赤『そうよね。【イ】ならまだ理解できるけど、まさか…』
青『【ノ】ファンが東京の勝利を祈らねばならないなんて』
赤『普通じゃ考えられないわね。さぞかし無念でしょうね』
青『確認しよう!判断ポイントは最終戦の空欄【ハ】だね』
赤『ダメ!そっとしておいてあげないと…必死なんだから』
青『いいじゃんいいじゃん!【ハ】に○をグリグリ書けば』
赤『あっ!顔を真緑に…違った、真赤にして怒ったわよ!』
青『わっ!ホントだ!A氏は【ノ】ファンだ!逃げろー!』

《問4》小論文
以上のように阿呆なお遊びは自重して、気持ち新たに今シーズン残る2戦(天皇杯を加えると5戦)へ臨むにあたり目標と抱負を述べなさい。文字数は400文字以上800文字以内とするが下記(挿入文)をすべて用いて作文すること。
(挿入文)
・気合を入れいつも以上の大声援で
・とにかく一戦必勝の覚悟を決めて
・信じて闘えば結果はついてくるぞ
・ついでに浅利がゴールを決めたら
・もうそのまま死んでも悔いはない

※試験は以上です

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城福学園【期末試験】解答用紙

東京都立城福学園 【2008年度学期末試験】

解答用紙

__組__番(氏名)_________

将来の夢 『□□□□□□□□□□□□□
座右の銘 『□□□□□□□□□□□□□

《問1》

【①】□□【②】□□【③】□□【④】
【⑤】□□【⑥】□□【⑦】□□【⑧】
【⑨】□□【⑩】□□【⑪】□□【⑫】

__(3点×12問)

《問2》

□□

__(5点)

《問3》

【イ】
【ノ】
【ハ】

__(3点×3問)

《問4》

__(50点)

※まず氏名や座右の銘などを記入する事
※問題用紙配布まで裏返しにしておく事
※問題用紙は17時30分頃の配布になる事
※だから問題用紙配布まで黙って待つ事
※計画性のない更新と文句を言わない事

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2008年11月26日 (水)

パン屋再襲撃

焼肉三昧で飽きたらずに仕上げの餃子三枚。
そりゃ「ガス」だって臭くなるものである。

《餃子の王将》看板にグッドモーニング。翌朝、兵庫駅の周辺は雨が降っていた。財布から小銭を出しつつ「運賃を確認して切符を買う」という行為から縁遠くなっている事を認識する。大竹洋平や椋原健太は駅員さんに切符をパチンパチンしてもらった事があるのだろうか、いつもながらどうでもいい事を考える。JRで隣の元町まで移動して、そこで阪神電鉄に乗り換える。駅前の大通りが市民マラソン大会のコースになっていた。雨中お疲れさまです…北京五輪出場を断念した野口みずき選手がそこに飛び入り参加していたという事実は東京に帰ってからテレビで知る事になる。やたらとクッションの効いた座席に腰かけた。僕たちの目的地は芦屋、パン屋。

『胃が痛くなる』奥様はレバーの付近をさすりながらその言葉を繰り返した。最後の数分、カウンターの応酬。スタンドの至るところから悲鳴が聞こえた。それはもう壮絶な殴りあいを見ているようだった。こういう状況では後から同点に追いついたチームが、タイトルの可能性を残すチームが勢いに乗じて猛攻に転ずるのがセオリーのはず。ところがセオリー通りに物事は展開せず、東京は最後の最後まで神戸のプレッシャーに苦しめられた。私的な事情としては興奮のあまりロスタイム掲示を確認し忘れたため、それが恐怖感を倍増させてくれた。鈴木規郎の左足が暴発するという最悪の事態は免れたが、そのままホイッスル、壮絶な…しかし無念の引き分け。

芦屋といえばお嬢さまの名産地として知られている。前回はレンタカーだったから芦屋駅に降り立つのははじめてだった。本能的に美人レーダーのアンテナを伸ばし付近を物色する(アンテナを伸ばすという表現も切符パチン世代の名残である)。連休最終日の朝、ひと気は少ない。そもそもお嬢さまが阪神電鉄に乗るか?ひとり勝手に結論づけて捜索を打ち切る。神戸に遠征すると必ず立ち寄る事にしているベーカリーが芦屋にある(実際には2回連続2度目の訪問だが勝手に常連ヅラさせて頂く)。こんなに美味しいパンを散歩ついでに買えるのだから、それだけで芦屋に住む価値がある(そうだ)。パンに疎い僕もここのシナモンロールはお気に入りである。

神戸のおみやげはパン数種類と勝点ひとつ。
パンと勝点の数が逆転すればよかったのに。

『代表ってのは』やはり凄いんだな。そう感じさせてくれたのは国見高校出身の背番号13、残念ながら髪の長いほうの彼だ。ボールを受けてサイドで溜めをつくり、味方の上がりを確認してからパス&ラン、そしてときにミドルシュート(先制直後の追撃弾にはハツが…心臓が縮んだ)。大久保嘉人の動きすべてが効果的に見えた。寄せる東京の選手に自らの身体を預けるように“あてて”ボールを奪われぬまま上手にさばく。その体幹バランスの良さに感心する一方で、バタリと地を這う平山相太の姿に嘆息ひとつ…悔やまれる胸トラップだった。ソウタしっかり身体を張って!冷えたスタンドで曲がったままの腰をさする僕にこんな激を飛ばす資格はなかった。

伊丹空港到着からの逆算、あとは時間との競争だった。ベーカリーから直接発送できないため駅前のコンビニに飛び込む。店の奥から手頃なサイズの段ボール箱を拝借し、奥様の実家へ宅急便でパンを送る手配をする。シナモンロールが“ウチのぶん”として手元に残されている事だけチェックした。もうひとり「代表の凄み」を感じさせたのはナムルみたいな名前の彼。密かに“ナンイチさん”呼ばわりしていた金南一、再三に渡る正面玄関からの堂々たる侵入。やはり「オランダ帰り」の実力は伊達じゃない。大久保同様、身体はさほど大きくないもののフィジカルの強さを漂わせる背筋。神戸のピッチリユニフォームはああいう筋骨隆々の身体にこそ映える。

専用スタジアムならではの迫力だった。メインスタンドの前方で観戦したため、僕たちのホームではあまり聞く事のできない音を感知する事ができた。それはスパイクがボールを潰す音だったり、肉体と肉体が衝突する音だったりした(味スタでも観客が1万人を割れば聞こえるのかもしれないが)。痛む膝をものともせずピッチを駆けぬけ、東京の夢の皮一枚つなぐ同点ゴール。その痛みを感じさせないのもプロフェッショナル。誇り高き傭兵・カボレが左足で冷静にボールを流し入れる。猛々しい彷徨に魂が震えた…同時に右足の中指と薬指(足で軟膏を塗る人はあまりいないと思うけれど)の痺れが止まらなくなった。典型的な椎間板ヘルニアの症状である。

機内でシナモンロールを楽しむ時間がない。
まるで着陸するために離陸するようだった。
テロまがいの放屁だけは絶対に許されない。
試合とは違った緊張で僕は顔を引き締めた。

2008年11月26日付
現在の青赤指数=65(→)
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□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎今ちゃん女性ファンの夢を撃ち砕く

「ブーケトス」 Photo by Yama-chan
126_congratulations

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2008年11月24日 (月)

夢の皮一枚

ほんの一週間前にサポーター有志一同が取り囲んだという噂の選手バスに一転、好意的な視線が注がれていた。天皇杯でサガン鳥栖に大敗したヴィッセル神戸…まるで別人のようだった。迫力に満ちた攻撃と闘志あふれる守備で終始試合を支配していた。他方、昇格の可能性を残していた鳥栖がJ2最下位の徳島ヴォルティスに敗れたわけだからサッカーというものはわからない。モチベーションとは制御不能、正体不明の怪物だ。

モチベーションの面で劣っていたわけがない(に違いない)。ただ一度緩んだネジをギュッと締めた神戸の動きが見違えるようだった(に違いない)のに対し、締まりに締まっていたネジをさらに締めたように機能不全を起こしていたこの日のFC東京。ギシギシ東京焦り、ミシミシ東京惑う。激しいプレスで中盤を支配された東京は自らの意思で「刻」を流す事が許されず後手後手を踏む。心身不一致…そんな言葉はないけれど。

両刃の剣。ツボにハマれば全能の神と化す男がドツボにハマった。徹底的に追われ、囲まれ、そして潰された青赤の核。厳しい状況で渡されたボールを、さらに厳しさを増した状況で奪われる悪循環。やがて梶山陽平とともに失速する東京、幾度となく見てきた情景。これは治らない悪癖か、抗えない運命か。チームの焦りが梶山のミスを誘い、梶山の焦りがチームを窮地に追いやる。その苛立ちの代償としてカードが提示された。

大久保嘉人をなぎ倒した梶山に出されたカードは、そのまま東京に点灯する黄信号となった。怖れていた事態が現実のものとなった…トーキョーの10番は残るリーグ戦2試合の出場権利を失った。頭を抱えたのは僕たちだけではない。『梶山を潰せばイケるぞ』神戸の戦いぶりから決定的なヒントを得ていたアルビレックス新潟のスコアラーも梶山の“降板”に困惑を禁じえないはずだ。標的に定めた男が次戦その姿を消すからだ。

もっとも新潟の関係者はホームズスタジアムでの出来事など吹っ飛んでしまう衝撃…すなわち歓喜のあまりユニフォームを脱いでしまったエースストライカーの愚挙に頭を抱える事となった。ユニフォームを脱ぐくらい許してあげていいと思うのだが…何者にも接触していないのに痛み苦しむ不思議なキーパーさんのほうがよほど問題だ。もう一度だけ書くが、何者にも接触していないのに痛み苦しむキーパーこそが大問題である。

選手バスを左手に見ながらスタジアムの裏側から立ち去る。工場と倉庫が並ぶ寂しい道、橋を渡り、踏切を越えて兵庫駅までトボトボ25分歩いた。とてつもなく重い引き分けだったために仲間との話も弾まない。去年もこんな感じだったな…煮えきらない思いを引きずりながら駅近くの焼肉屋へ到着。まだ終わったわけじゃない、まだあきらめたわけでもないぞ!そんな健気なカラ元気を肝臓と胃袋で表現するほかなかったわけだ。

残る2戦、いずれも勝たなければならない状況に変わりはない。
さあ前を向いて戦おう、まだまだ何が起きるかわからないのだ。

【2008年32節】 ヴィッセル神戸(1-1)FC東京 ※ホームズスタジアム神戸

2008年11月24日付
現在の青赤指数=65(▼)
■■■■■■■■■■10発狂
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20絶望
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30暗鬱
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40不安
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50平常
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■■■■■□□□□□70幸福
□□□□□□□□□□80歓喜
□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎下降要因:
・やっとこさで勝点1を得るに留まる(▼2)

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2008年11月22日 (土)

収穫祭の幕が開く

月見と団子といえば秋の風物詩。2008年のJリーグは未曾有の大混戦となっている。「みぞう」と正しく読めた方は内閣総理大臣になるだけの素養がある。組織の長が浅慮な失言を繰り返すという点でサッカー協会は国家的トレンドを追えていると評価できる…さて、閑話休題。とにかく順位表を見れば一目瞭然、上位も下位もギュッと詰まった団子レースの様相を呈している。悔恨の情を胸に抱きつつ北都の冷えた夜空を見上げるコンサドーレ札幌の関係者を除き、誰ひとりとして月夜を楽しむ余裕などないのが現状であろうか。

上も団子、下も団子。幸せな事にFC東京は上、つまりは優勝争いと称される争いの枠内に身をおく事ができている。アマラオのラストイヤーとなった2003年セカンドステージにも優勝を意識した事があったが夢なかばにして潰えた。それ以降は洪水や飢饉に苦しむ年が続く。艱難辛苦を乗り越え久々に迎える実りの秋、“二期作”が廃止された後では初めて経験する収穫の季節となる。冬に種蒔き、春に芽吹き、夏に…幾度となく暴風雨に襲われたものの、これをなんとか耐え抜き、根を腐らせる事なく今日を迎える事ができた。

2007年のシーズンレビューDVDを観た。今頃になってようやく、である。買うだけ買って封を開けてなかったのだ。幸いにも良心的な編集が施されており…すなわち失点シーンが極力カットされていたため、なんとか観賞に耐えうる内容となっていたが、どうしてもネガティブな話題に空気が澱んでいた昨秋の「肌感覚」が蘇ってしまい後味の悪さは否めなかった。たった一年なれど隔世の感あり。この季節にしてこの充実感、昨年の状況を思えばなんと幸せな日々だろうか。DVDを観た目的はこの事を再認識するためだった。

上も必死、下も必死。リーグ戦は残すところ3節、対峙する相手も高いレヴェルでモチベーションを維持しており例外なく“難敵”となるだろう。神戸、新潟、千葉。文字通り一戦一戦が天王山なのである。夢みる権利をつかみ取った東京が挑む最終試験。それは強者と賞される者たちが乗り越えてきた頂、強者となるために乗り越えねばならぬ峰。関係者の戦前予想をはるかに超える躍進を果たした城福東京、ここにきて増す一方の勢いそのままに猛然と突破できるか、それとも経験した事のない重圧に押しつぶされてしまうか。

勝つぞ!笑うぞ!

負傷離脱していた「勝利の矢」が揃って復帰を果たした。予想を超えた早期快復の向こうに鈴木達也そして石川直宏が燃やす情念めいたものを感じる。小平グランドの雰囲気も明るく充実感が伝わってくると漏れ聞こえる。よきかな、よきかな、風は依然として東京に吹いている。さあ、楽しもうよ。ドラマの進展を当事者として体感できる喜びを噛みしめ、すべてを楽しみ、すべてを捧げよう。ピッチもベンチもスタンドも(自宅もスポーツバーも)一丸となって、勝利のために前だけ睨んで勇敢に戦おう。決して下を向くなよ!

「秋の収穫祭」頭を垂れる事が許されるのは稲穂だけである。

2008年11月22日付
現在の青赤指数=67(→)
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20絶望
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30暗鬱
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40不安
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50平常
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□□□□□□□□□□90熱狂
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◎いざ神戸へ!(明日は早起きだあ)

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2008年11月20日 (木)

■仙台から牛タンが消える日■

中田英寿氏ほどではないけど、僕だって旅人の端くれである。社会に巣立つ前にニッポンコンプリート、つまり北は稚内から南は那覇まで全都道府県を訪れた事は密かな自慢である。“通過”は認めない。すべての地にて宿へ泊まり、湯を楽しみ、酒に酔って、恋に落ちた。最後だけ脚色過多であるが、とにかく時間だけは豊富に与えられていた学生時代、如何に安く、如何に遠くへ行くかを時刻表片手に検討するのはとても楽しい時間だった。

僕だってそれなりにオトナになったという事なのだろう。あの頃より自由に使えるお金は増えたが、その一方で自由に使える時間が減った。新宿から青春18きっぷ2枚で稚内まで行ってしまえた20歳の青年。『新幹線なんて移動の道具だね。あれは旅人が乗るものじゃねぇ』そう啖呵を切り、大垣行きや村上行きの夜行列車に乗り込んでいた僕も、今では20年先輩の上司が眉をひそめるほどの腰痛に苦しむ「たんなるオッサン」になりさがった。

さてと、前フリが長くなりましたね。今宵のテーマは宮城県仙台市であります。そうです、昨日発表された第88回天皇杯準決勝・清水エスパルス戦の舞台…美しき牛タン大盛の都でございます。12月20日、忘年会だの二次会だの三次会だの四次会だのと、なにかにつけ出費が嵩むこの時期は少しでも節約して正月に備えたいものです。時間と体力に制限がある状況下、依然「アシ」を検討中の皆様、下記の情報が参考になると幸甚でございます。

びゅう《仙台・宮城デスティネーションキャンペーン》
新幹線で行く杜の都『仙台と名物牛たん』13,000円/人
往復新幹線(東京駅発着)+伊達の牛たん本舗昼食付き
コース番号 A27812759-70 ← メモを推奨

ここにホントの伊達があります…ですって。多種多様に用意されているJR東日本系列の新幹線ツアーパッケージではこれが一番リーズナブルなのではないでしょうか。同じ駅の同じびゅうプラザでも複数の価格帯商品が混在しているのがややこしいところですが、サッカーファンだという某東京駅某八重洲口の某スタッフ君(ただし某ジェフユナイテッドは好きではないとの事)から根掘り葉掘り聴取したうえで購入へと踏みきったものです。

ややこしい事に喫茶券付きで13,400円という商品もありましたが、仙台のコーヒーが名物だなんて話は聞いた事がありませんのでこいつも除外。極限までスリム化した結果が13,000円というわけです(昼食も要らないからもっと安くしてくれという申し出は見事にスルーされました)。「はやて」「こまち」ではなく「やまびこ」指定となる(つまり片道30分ほど時間がかかってしまう)というデメリットはありますが、それでもお得でしょう。

※注意点(意外と高い壁)
『2名様以上でお申し込みください』

それにしてもFC東京年間チケット(ホーム自由席)が25,600円。こんなお金、神戸と仙台に飛べばポーンと吹き飛んでしまうわけでございます。そう考えると血ヘドを吐く思いで(吐かなかったとしても)溜め込んだお金をつぎ込み、いそいそと旅立つサポーターとはなんと情熱に溢れ、耐性の強い生物であろうかと、我ながら感心してしまうわけです。遠路はるばるやってきた地にて敗れ散るその絶望感たるや、生き地獄に等しいですから。

アウェー勝率が高い城福東京への忠誠心は高まる一方です
サンタは仙台にやってくる…さあ手段問わずいざ南東北へ

もちろん深夜バスそして青春18きっぷを活用する若人たちも応援します。どうぞ腰だけはいたわって下さいね。“やっちゃって”からではもう遅い…本当に地獄です。2月の東京マラソン以来の危機、小爆発を繰り返す活火山。下手すると生活すらままならぬ状況にリーチがかかっています。ここが壊れるとすべてが崩れる、まるで累積警告が蓄積しているあの御方のような存在、それが腰なのです。ニクヅキにカナメとはよく書いたものです。

以上をもって浮かれ気分の「仙台モード」はいったん終了
僕たちにはその前に食い尽くさねばならぬ「牛」がいます

2008年11月20日付
現在の青赤指数=67(→)
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20絶望
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◎本当は気仙沼の寿司も食べたい

味スタで待ってるぞ」 Photo by Yama-chan
125_sad_affair

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2008年11月19日 (水)

RETORNO

彼もまた砂の上で戦っていた。
チームが鳥取砂丘からの帰還を果たした週明け、ホームページは静かにアップデートされていた。そして更新されたばかりの最新記事にはこのようなタイトルが添えられていた。

《BRUNO TRABALHA FORTE PARA RETORNO》
ブルーノ、フォルテ、最後はリターノ?レトルノ?ポルトガル語がまったくわからない僕であるが最後の「RETORNO」にピンとくるだけの感覚は持ちあわせている。「RETORNO」とは英語でいうところの「RETURN」だろう…そう確信したのだ。世界では言語違えど綴り違えど、不思議と意味が通ずる事がある(英語の「ROAD」を日本語で「道路」と表すのは次元の異なる奇跡である)。

はたしてブルーノの近況や如何に?ここでご登場頂くのが通訳の飯野さん…ではなく、自動翻訳サイトという魔法の杖である。解読不能に思われたポルトガル語の文章を入力してボタンを押すだけで瞬時に英語に翻訳してくれるという、思わず『無料でイイの?』と唸ってしまう良質のサービスサイトなのだ。はやる気持ちを抑えながらさっそくタイトルの一文から解読を開始する。

《BRUNO WORKS STRONG FOR RETURN》
非常にシンプルな英語だった。若干の意訳を含めて日本語に直すと『ブルーノが復帰してウチダを力強くぶちのめす』といったところだろうか。冗談さておき「秋を迎えてブラジルへ帰国」という過去の経験上あまり歓迎できない(したくない)動向を経ながら、ブルーノクアドロスはシーズン中の戦列復帰を目指しトレーニングに励んでいるという、実に嬉しい状況が窺い知れた。

《Estou bem melhor e pronto para voltar》
翻訳したら力強い決意表明が炙りだされた。
《I am much better and ready to return》

文章よりもインパクトのある写真が数枚掲載されている。地球の裏側の砂浜でハードワークに勤しむ裸足のブルーノ。その鋭い眼光、さらに無精髭がとても雄々しく映る。城福監督と約束したと報じられた「天皇杯での復帰」。FC東京が掴み取った12月切符、準々決勝進出を果たした事でその可能性は大きく広がった。鳥取における勝報を彼はどんな気持ちで受けとめたのだろう。

この記事は次の文章で締めくくられている。
《Provavelmente Bruno estar na prxima semana em atividade no gramado.》

翌週にはブルーノは「no gramado」でのトレーニングを開始する事になるだろう…英語で「in the lawn」つまりスパイクを履いたブルーノが芝生の上に戻ってくるという事だ。

救世主の帰還を信じて待とう。

2008年11月19日付
現在の青赤指数=67(→)
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◎寝る前に思い出そうぜカタール戦

「笑顔は引き攣らず」 Photo by Yama-chan
124_best_partner

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2008年11月18日 (火)

冬桜

『菊の季節に桜が満開』

そんなの競馬の世界だけだと思っていた。ところがこんな不思議な空間が実在する事を知った。しかも思ったより身近な場所だった。日曜、群馬県の南端、藤岡市鬼石地区にある桜山公園へ小旅行にでかけた。そこには国の天然記念物にも指定されている「冬桜」が7000本植栽されている。春と秋、年に2回花を咲かせるというまるで武豊…いや、時節柄この固有名詞に拒否反応を示す人が多そうだから競走馬の名を借りる事にしよう。そう、まるでメイショウサムソン(※)のような桜なのである。

異なる季節の奇跡的な同居、紅葉と桜花が眼前に並び立つ。さらに早朝から降り続いていた雨がやみ、遠くに連なる山々にうっすらと靄がかかり、とても幻想的な光景が生み出された。ちなみに僕たちが公園を去ろうとした頃には、周囲は再び白いガスで覆い尽くされた…とにかくウチのヒマワリ君は「晴れ男」なのである(まったくもって親馬鹿なのである)。紅葉はこれから本格化、12月上旬にはいよいよ美しさを増すのだろう。その理屈抜きに壮麗な景色を、僕は澄みきった心と目で堪能した。

僕たちが愛でる蕾がふたつ、今は小さく微かに震えている。

青と赤の冬桜よ、華やかに咲き誇れ。

(※)天皇賞春秋連覇を果たした競走馬は他に4頭います
競馬ファンの方ならすべて答えられますか?(答えても何もあげませんけど)…もっとも僕たちにとって重要なのは天皇賞ではなく天皇杯のほうです。落馬する事なく最後まで突っ走りたいですね。

2008年11月18日付
現在の青赤指数=67(→)
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◎オギシオコンビの動向のほうが気になる

「ジャパン・ビューティー」
122_sakura_in_winter

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2008年11月16日 (日)

バイブレーション(後篇)

※「バイブレーション(前篇)」よりつづく

携帯電話の動きの良し悪しはユーザーの“性能”に比例するのかもしれない。東京の勝利という事実を把握するのも、奥様のほうが速かった。画面が展開した直後、予想を超えた「情報量」に面食らった僕は、ご丁寧にズラリ連なる得点者の名前を上から確認しはじめたのである。マルシオリシャル…長ったらしい名前を目で追っている間に奥様が小さく悲鳴をあげた。なんの事はない、メールの一行目にトータルスコアが記載されているのだから。『勝ってるじゃん』次の瞬間、カラダが震えて、ココロが奮えた…まもなく池袋。

山手線の先頭車両で奥様と抱きあって喜ぶ。
ベビーカーの中の彼はキョトンとしていた。

そこからしばらく堰を切ったように情報収集に没頭する。ご年輩の乗客は一様に顔をしかめたかもしれない。乳飲み子を放置したまま携帯電話を凝視する夫婦。浦和はまだ負けていない…それはそうと鹿島か、清水か。次の対戦相手はどちらだ?僕は清水エスパルスに勝ち進んでほしいと思っていた。死力を尽くして倒した鹿島相手にもう一度“あの戦い”を繰り広げる事ができるだろうか、そう考えると今シーズン鹿島戦はもう打ち止めでいいだろうという気持ちになっていた。はたして延長戦に入った後、清水がリードを奪う。

勝てよ清水…今年最後にガツンどついたる!

めまぐるしく動くスコアにサイト管理者も混乱している様子がうかがえた。鹿島が再び同点に追いつく。得点者は謎の外国人・マルーニョ。おいおい誰だそいつは?マルキーニョスがキスを忘れたのかと思ったが、他のソースで確認するとマルシーニョだった。そういえばいた、そんな名前の選手が…実にややこしい。準決勝の話までなら鬼だって笑わないだろう。清水、その次は広島か?ならばうまくできている。脚本としては実に優秀だ。いずれも過去、元旦国立の夢を踏み潰してくれた当事者たちだ。復讐するは我らにあり。

FC東京として初の天皇杯J1クラブに対する勝利。またもひとつジンクスが破られた事になる。破壊なくして変革なし。スピードスターの正月はコタツでミカン(かどうかは知らないが)、こんなジンクスも一気に粉砕してもらいたいものだ。その石川直宏、悪質な反則に因る負傷退場という後味の悪い副産物も生まれたが、今はとにかくナオの怪我が軽傷である事を願いたい(一応、モニも)。そして静かに勝利の喜びを噛み締めたい。家に帰ったらクローゼット内の捜索を開始しようか…去年かぶったサンタ帽があるはずだ。

今年もまた僕たちに“12月”がやってくる。

【第88回天皇杯5回戦】 アルビレックス新潟(2-3)FC東京 ※とりぎんバードスタジアム

2008年11月16日付
現在の青赤指数=67(△)
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20絶望
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30暗鬱
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50平常
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□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎上昇要因:
・苦しみながら…天皇杯準決勝進出(△2)
◎下降要因:
・スピードスターの受難…ナオ離脱(▼1)

「秋春制の予行練習」
121_oneday_trip

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バイブレーション(前篇)

13時、新宿にいた。銀座のはずれにある「日本一予約を取りにくいイタリアンレストラン」の支店が某ビルの地下で営業しているという情報を奥様がキャッチ。地上波、衛星いずれも中継してくれない“最高権威のトーナメント”、はやる気持ちを紛らわせるため美味しいランチでも頂きましょうという算段であった。行列はできていたが20分ほどで入店。前菜とパスタを選んでオーダー、料理が届くまでの時間、焼きたてのフォカッチャを頬張る。『パヤリッツァって美味そうな名前だよな』意味もなくどうでもいい事を考える。

隣のレストランではウェディングパーティー。スラリ凛々しい花婿、まるでビヨンセみたいな花嫁(ただしモノマネのほう)。ポケットの中で携帯電話が震える。ビクリとしつつも果敢に無視を決めこむ。愛する妻子にアクシデントが生じたかもしれないのに、まったくひどい奴?生じるわけがない、ふたりとも目の前にいる。とにかく携帯電話には触れたくない。過去の経験上、FC東京の試合経過を「速報」で追いかけて嬉しい思いをした事がないからだ。鳥取に行けないぶん、できるかぎりの「ゲンかつぎ」をさせてもらう。

掃除機をかけ、トイレを磨き、パンツをはく。誤解を招くな…普段からパンツは着用させて頂いている。勝負パンツ、つまり青赤のラインが入ったボクサーブリーフを選ぶという意味である。勝ち続けるかぎり変えない。ストーンアイランドのキャップ、ナイキのパーカー、リーバイスの503、ニューバランスのスニーカー。左手にGショック、右手に青いリストバンド。アマラオ・フィギュアの頭を撫で、壁に奉っているユニフォームに向かい勝利を祈りパンパンパンと三度、掌を叩く。おかげで最近「3得点」が続いている。

ケータイ見ないで。連理の枝、奥様にも情報の遮断にご協力を頂く。フォカッチャのおかわりが効いたか、満腹になってランチ終了。そのころバードスタジアムではハーフタイムが終了。もどかしい時間はまだまだ続く。新宿駅の西口からは山手線のホームへエスカレーターで上がる事ができない。南口のほうまで歩いて、エレベーターで改札口のフロアに上がってから改めてエスカレーターでホームに下りるしかない…まるでロールプレイングゲームの洞窟みたいだ。赤ん坊連れになってはじめて実感するバリアフリーの不自由。

結局ベビーカーを抱えて階段を昇る事にした。やっとの思いで山手線に乗ったとき、試合はロスタイムへさしかかっていた事になる。高田馬場を発車、まだバイブレーションを感じない。延長戦に突入したなら結果を伝えるメールは遅配される。0対0か、1対1か。目白を発車、やがて奥様の携帯電話がメール受信を告げる。つまり数秒後に僕の携帯電話が震える事になる…同じソニー・エリクソン製なのに、いつも僕のほうが数秒反応が遅い。僕のケータイで一緒に見よう。呼吸を止めて覚悟を決めて、銀色のボタンを押した。

※「バイブレーション(後篇)」へつづく

追記:
携帯電話で試合結果を確認したのは5月の磐田戦以来でした。赤嶺真吾の2得点、信濃町駅で奇声をあげて小躍りした事を思い出します(いや、ありゃ大躍りだな)。子供が生まれるわ東京が勝つわで完全に舞い上がっていた僕は、もう世の中、何もいらないと思えるくらい幸せでした。あれからちょうど半年、おかげさまでヒマワリ君もすくすく育ち、僕も欲に満ちた煩悩を完全に取り戻しました。何もいらないだなんてとんでもない!欲しくて仕方のないものが次々と出現しています。貪欲は健康の証。ガツガツいきましょう!

「左手沸騰中」 Photo by Yama-chan
123_sahara_onsen

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2008年11月15日 (土)

トウキョウ最終兵器(後篇)

※「トウキョウ最終兵器(前篇)」よりつづく (鳥取現地組頑張れ!)

小細工から大仕事まで表情を変える事なく遂行する平成ボーイ・大竹洋平には十徳ナイフ(栓抜きからやすりまで内蔵された万能ツール)を。他方、昭和ミドル・川口信男には「木刀」以外譲れない…想像して頂きたい、彼以上に防具と手拭いが似あうJリーガーが何処にいる?斬って斬って斬りまくる剣士・ノブさんの向こうでは、エメルソンが魔法のリボンで身柄を拘束した敵兵に吉本一謙が思いきり頭突きをかます。またも現れた椋原健太が手渡したヌイグルミには小型爆弾が仕込まれている(もちろんクマさんではない)。

あっちへシュルル、こっちへシュルル。不規則な動きは敵軍のみならず自軍までもが固唾をのんで見まもるしかない。最先端のコンピューターでも先を予測できないという強み、古くて新しい爆撃兵器。ハラハラドキドキやがてパン!殺傷能力に欠けるが誰も怪我をしないある意味で優秀なエンターテイメント・ウェポン。スリルに満ちた空間を演出するのが茂庭照幸の「ねずみ花火」である。このように多種多様な武器を揃えた城福東京軍だが、革命を完成させるためには圧倒的な破壊能力を秘めた最終兵器の登場が必要となる。

前述の東京中日スポーツ。長友の写真がデカデカとトップを飾る一方で、なんと一面、サッカー面のいずれも記事本文に彼の名前が見当たらない異常事態に気づく。かりにも後半ボランチでフル出場を果たした選手だぞ、しかもトーチュウだぞ?ついに機関紙にまでも情報統制が及んでいるのだろうか…読書の秋、食欲の秋、破壊の秋。例年この季節に炸裂する悪魔の砲弾、それが今野泰幸。シンプルな爆弾であるが、最大の特徴は爆発する場所、タイミングともに最悪と評される点にある。依然その後遺症に悩む人は多いという。

東野は読むが空気は読まない。それは夢と希望をエネルギーにする獏のような爆弾。各地で夢みる人々、祈りを捧げる人々が増殖中と聞く。そろそろ投下の準備が整っただろうか…はたして2005年の衝撃、再来なるか?さて、もうひとりシーズン最後の鍵を握るかもしれぬ男について触れておきたい。ねじり鉢巻きが似あいそうな漁師タイプ、その手につかむは「銛(もり)」だろうか。ようやく帰還を果たす近藤祐介。復帰の舞台がホームズスタジアムならそれも何かの縁だろう。思いきり暴れてほしい…銛は牛にも突き刺さる。

そして予想通りのオチで締める。

東京サポーターは誰もが気づいている。真の最終兵器が何であるかを。その姿を見た者は皆無に等しいが、何故か既成事実のように広く認知されている。銀河を破壊するとも噂される恐るべき衝撃は、敵軍を瞬時に殲滅するだけでなく、自軍にも甚大なる被害をもたらすと推測されている(ねずみ花火とは少々ワケが異なるのだ)。ある者は心臓が止まると言い、ある者は世界が終わると言う。煙草をやめ酒も絶つと約束する女がいれば、家族を捨て山に籠ると宣言する男までいる。それも奇跡の代償には相応しいのかもしれない。

城福東京軍、まさに禁断の最終兵器。
幻のキャノン砲、その威力は無限大。

2008年11月15日付
現在の青赤指数=66(▼)
■■■■■■■■■■10発狂
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20絶望
■■■■■■■■■■
30暗鬱
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40不安
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50平常
■■■■■■■■■■60希望
■■■■■■□□□□70幸福
□□□□□□□□□□80歓喜
□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎下降要因:
・「勝率100%」鈴木達也の離脱(▼1)

「…ペッ!」 Photo by Yama-chan
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トウキョウ最終兵器(前篇)

《夢みる権利》番外篇…ドタドタとペナルティエリアに走り込んだ平山相太が徳永悠平のクロスを受ける。正確なトラップでボールを発射台へと導き、彼独自の間合いを保ちながら、最後にブンッ。この“ブンッ”が半端なものではない。先刻の“ドタドタ”と同一人物とは思えぬ居合い抜きの迫力。あれは平山にしかできない、の「あれ」。派手さはないが実に難易度の高いゴールだったと思う。“看板”選手の名に恥じぬ…というかリーグ日本人得点王をベンチに追いやっての起用である。あのくらいやってもらわないと困る。

皮肉にも「安全剃刀」呼ばわりしたスピード系FWたちがシリア戦で活躍。3枚刃、4枚刃の切れ味は実に鮮やかで僕は心中密かに詫びた。本番のカタール戦での健闘を祈る…本気モードのアラブ人の髭は手強いぞ。それにしても長友佑都には恐れいった。試合開始早々の見事なゴールは素晴らしいの一言。その後もフルタイム、フルパワーでピッチを走り続けた。次なる攻撃目標地点・ホームズスタジアム陥落、予行演習完了。翌朝は見事に東京中日スポーツ一面を制圧。長友に再び風が吹きはじめた…好事魔多し、怪我に注意!

話を「なた」に戻す。通常は屶ではなく鉈という漢字を用いるらしいが、いずれにせよ平山固有の動きから想像できる“武器”に当てはめてみたものである。パカパカと携帯電話のキーを叩いて草稿しているとき、ふと他の選手を同様に喩えるとどうなるか考えていた…やがて作文そっちのけでこちらの連想で遊ぶようになっていた(楽しい通勤である)。ソウタが「屶」ならシンゴは…ううむ、彼もやはり剃刀の切れ味で勝負するタイプではない。力強く、泥臭く…なるほど「鍬(くわ)」「鋤(すき)」あたりが適当だろうか。

城福東京軍の総攻撃!屶を振り回す平山相太に、鍬でなぎ倒す赤嶺真吾…まるで百姓一揆だ。ここはやはり飛び道具が欲しいところ。シルエットの似たふたりにサイドから華麗に攻め入って頂こう。石川直宏には弓と矢を、鈴木達也には手裏剣を…勝率10割男“タッちゃん”には神出鬼没な忍者のイメージを重ねる。もっとも彼に期待したいのは忍法「全治2〜3週間なんて本当は嘘なんですよ」であるが。羽生直剛はエネルギーが切れるまでひたすら標的を追い続ける赤外線誘導ミサイル。カボレの迫力は魚雷こそが相応しいか。

佐原秀樹はセットプレーから一閃、鮮やかにサーベルを突き刺し、椋原健太が差し入れた花束からは催涙ガスが噴射される。梶山陽平は鞭(むち)をクネクネと操り戦場を支配する…無数のトゲが散りばめられた玄人ウケするモデルだ。両SBには戊辰戦争で猛威を奮った近代兵器を。手動の機関銃・ガトリング砲を撃ちまくる長友は砲台を台車に載せたまま駆け回り敵陣を混乱に陥れる。逆サイドでは徳永が強力アームストロング砲をぶちかます。その威力は折り紙つきだが連射がきかず、一度発射するとなかなか戻ってこない。

馬鹿みたいな妄想であるが、こういうのが楽しいのよね。

※「トウキョウ最終兵器(後篇)」へつづく

「ガラガラガラ…」 Photo by Yama-chan
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2008年11月14日 (金)

夢みる権利(終篇)

攻守分業は過去の遺物。世界的な潮流として絶対的な9番が姿を消しつつある昨今、特にこの国ではフィジカルの差を埋めるためにスピードが重視される傾向が強い。FWを生業とするプレイヤーたちはこぞって剃刀(カミソリ)に磨きをかけ、抜きん出た切れ味をアピールせんと懸命になっている。しかしその多くは扱いやすいが髭しか剃れぬ安全剃刀だったりする…まさに日本サッカーが抱える《シック》だ。ところがこんなご時世、流行り廃りに目を向けず黙々と屶を磨ぐ男がいる。

屶。山の刀と書いて「なた」と読む。

迫力がある一方、動きに乏しく華やかさに欠ける。
屶、それは平山の刀。平山相太だけが操れる武具。

かつてこの国には馬場正平という偉大な人物が生きていた。プロ野球の投手からプロレスの世界に転向し、力道山・猪木寛至と並ぶビッグネームとなった伝説の巨人。大らかな性格に恵まれた資質。派手さを嫌い黙して語らぬ、まるで仙人のような存在。「動」の猪木と「静」の馬場。世間へのアピールを得意とせず、常に興味本位の視線に晒され、その動きは鈍重だと揶揄された。それでも馬場は惑わなかった。その巨大な体躯を小さく折り曲げながら、実直に生きて実直に戦い続けた。

動作が遅い、反応が鈍い。だいたい気迫というものが伝わってこない、そもそも何を考えているのかもわからない。猪木信者、つまりは切れ味鋭い剃刀のような「格闘プロレス」の信奉者が馬場を批判するときは決まってこのような言葉が並んだ。馬場の真髄を理解する事なく、馬場を鈍重な大木と決めつける彼らの感覚こそ鈍重の最たるものだった。画一的なレスラーたちが画一的なレスリングに走るのを尻目に、馬場と「馬場の息子たち」は純朴なまでに自らのスタイルを貫き通した。

やがて余人をもって代えがたい世界が形成された。

人より速く走ったわけではない、人より高く跳んだわけでもない。しかし平山は平山だけが躍動できる世界を作りあげていた。広い背中と長い両腕で相手を支配し、左足を軸とする大きなコンパスの動きにもち込む。そこから先は緩急の妙なり。ゆっくり振りかぶって…実は思った以上に「速い」平山が、一気に振り下ろす。重厚な刃が遠心力を得て生み出す破壊力は剃刀の比ではない。髭は剃れぬが大木をなぎ倒す事ができる、それが屶。常人には真似のできない13文キックが炸裂した。

平山相太こそはジャイアント馬場になり得る逸材。
未完の大器を安易に神格化するつもりは毛頭ない。
比較して論じるのが憚られるほど実績に差がある。
それでもこのふたりに感じる共通点は非常に多い。

『バカ!やめろ!』ゴール裏から発された複数の警告も虚しく、長身ストライカーは満面の笑顔で跳躍する。伸ばされた足先にはスポンサー企業の看板。蹴ろうとしたのか乗ろうとしたのか、いずれにせよ足を滑らせた平山のアピールは未遂に終わり、その不細工な顛末にスタンドは笑いに包まれた。かくして「ホテル日航茨木大阪」が飛躍的に知名度を上げ「三井住友海上火災保険」は約2年ぶりとなる災害を免れた(同社が看板破壊に備え保険に加入していたかどうかは不明である)

彼こそは存在感に満ちた稀代のエンターテイナー。
肯定論者も否定論者も平山からは目を逸らせない。

平山プレミアムとでも呼ぼうか。何故か彼のゴールが生み出す歓声は通常の3割増で響いてくる。これでやっと勝てるかもしれない、そう思わせてくれた3点目だった。後半の途中、茂庭照幸の負傷退場というアクシデントに直面したものの、東京DF陣は浮き足立つ事なく任務を完遂した。屶の一撃でなぎ倒された浪速の巨木、失意のガンバ大阪はまかり間違ってアデレードで3点先制された際の「1点取ればアジアを獲れる」というシミュレーション・トレーニングを行うに留まった。

【2008年31節】 ガンバ大阪(1-3)FC東京 ※万博記念競技場

鹿島戦ほど感動と興奮に満ちた結末ではなかった。
奇跡やら運命やらとは縁遠い現実的な試合だった。
その現実的な物語の進展に力強さと希望を感じる。

未知なる領域へと足を踏み入れる期待そして不安。
FC東京は残る3試合に夢みる権利を手に入れた。

2008年11月14日付
現在の青赤指数=67(→)
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20絶望
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30暗鬱
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40不安
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50平常
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■■■■■■■□□□70幸福
□□□□□□□□□□80歓喜
□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎画面の向こうは砂嵐…「天皇杯」の放映なし

「なにげにアウェーキング」
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2008年11月13日 (木)

夢みる権利(後篇)

ボール支配率とシュート本数で圧倒的な差をつけられながらも一撃必殺のカウンターで試合を制す。“数撃ちゃ当たる”スタイルからの脱却、つまりは決定力の差で勝つというあまり馴染みのない展開で勝利を収めたのがこの日の東京。1点目、右方から石川直宏が左足で上げたクロスを頭でファーに流す、鹿島戦と似ているようで対称的なゴール。ファーストチャンスをものにした鳥人。シュートを放つ空中姿勢の美しさと、直後に披露されたダンスの愛らしさ、いずれもカボレの魅力。

“エメカボ”ならぬ“ナオカボ”だって相性の良さでは負けてないかもしれない。前述の鹿島戦だけでなく、磐田戦で石川が決めた「実質」2ゴールはいずれもカボレの同じようなグラウンダーから生まれた。遡ると新潟で記録した初ゴールも石川の強力なミドルをGKがファンブルした“おコボレ”を頂戴したものだった。そのカボレ、速い&高いだけでなくこの日は随所で巧さもみせた。極めつけが前半41分、右足のアウトサイドでスピンをかけた『フランサみたいな』縦パスだった。

魔法使いの悪戯。ガンバDFラインの裏に落とされたボールは飛び出してきたGKから逃げるように緩やかな時計回りの弧を描く。そこへ走り込む背番号18…思わずオオッと首を伸ばす。しかし次の瞬間、僕たちの目に飛び込んできたのは曇天を仰ぐ石川の姿だった。ヒュンッ!限界まで伸ばされた首が脱力感とともに収縮する。ゴール裏のいたるところからヒュンヒュンという音が聞こえてきた。これが決まっていたらそれだけで『ごはん何杯もいけちゃう』芸術品だったのだが…残念。

誰よりも悔しかったであろうナオ本人が早々に鬱憤を晴らす。2点目、後半0分の秒殺。長友佑都が自画自賛したとされる“結果的に”ロングスローへただひとり反応してゴール左隅に。これで往々にして危険な点差と表される2点差となった…もとより重々承知。かつて2対0から2対6にひっくり返す(返される)という漫画以上に漫画じみた逆転劇が展開されたのが他ならぬこのカードだったのだから。スコア速報を追いながら携帯が故障したとしか思えなかった記憶が不意に蘇る。

経験に基づく恐怖。身震いしてしまったのは寒さのせいだけではなかったはず…リードしていてもまったく気持ちが落ちつかないのだ。決して平等とは思えぬ主審の裁定もそんな焦燥感を助長させる。まるで技術発展途上の太陽電池で動いているかのように、吉田寿光氏には“誤動作”が散見された。もっとも「ジャーンのレッド」以来、僕たちを散々苦しませておきながら最後に悦びを与えてくれる事の多い氏に対しては、少々Mの色が混じった相性の良さを感じているのも事実である。

左のカボレに右の石川。3トップの両端から放たれた矢がガンバに突き刺さった。残されたFWひとり、とどめを刺すには理想の人選。そんなにうまく話は進まな…いやはや進んでしまったのである。厳しく評価すると1点目、2点目は相手DFのマークが弛んだ隙を逃さなかった結果(もちろんそれをキッチリ決めた両名は素晴らしい)。その観点で3点目は周辺環境に依存する事なく独力で強引にこじ開けた、まさに「ザ・ストライカー」なゴールだったといえるのではないだろうか。

攻守分業は過去の遺物。世界的な潮流として絶対的な9番が姿を消しつつある昨今、特にこの国ではフィジカルの差を埋めるためにスピードが重視される傾向が強い。FWを生業とするプレイヤーたちはこぞって剃刀(カミソリ)に磨きをかけ、抜きん出た切れ味をアピールせんと懸命になっている。しかしその多くは扱いやすいが髭しか剃れぬ安全剃刀だったりする…まさに日本サッカーが抱える《シック》だ。ところがこんなご時世、流行り廃りに目を向けず黙々と屶を磨ぐ男がいる。

屶。山の刀と書いて「なた」と読む。

※「後篇」なのにto be continued...

2008年11月13日付
現在の青赤指数=67(→)
■■■■■■■■■■10発狂
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20絶望
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30暗鬱
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□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎ルーカス、アジアに咲く。

「カボスマ」 Photo by Yama-chan
117_smiling_wizard

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2008年11月12日 (水)

夢みる権利(中篇)

正直なところメンバーを“落として”くると思っていた。アジア王者を決める大舞台に備えてベテラン勢を休ませてくるのではないか、そう期待…こう書くとなにやらいやらしいな…そう予想していたのである。ところがガンバ大阪は“ほぼ”ベストの布陣で臨んできた。これは小さな驚きだった。ACL決勝のファースト・レグを3対0という「望外の結果」で終えなければどうなったか。はたまた例のベストメンバー規定云々に関する遠吠えがなんらかの影響を与えていたのだろうか。

続いて大きな驚き。身勝手で甘っちょろい予想は完全に覆された。これでは“フツーの”ガンバではないか。そう、メンバーだけでなくプレーの質もまったく落ちていなかったのだ。リズムよくボールをつないで隙あらば前線に決定的なパスを送る。見ていて感心するくらい小気味よいパスサッカーに東京は序盤から翻弄され続けた。特に「差」を感じたのは乱れたボールの処理。慌てふためき飛びついたように見えて、軌道修正されたボールは結局ガンバにキープされているのであった。

快調にパスサッカーの先輩風を吹かせていたガンバだったが、再三のチャンスをものにする事ができない。二度、三度、播戸。まさに画竜点睛を欠くガンバ。播戸竜二にとっては失意の午後となった。幾度となくDFラインの裏に抜け出し塩田仁史と対峙する機会に恵まれながらも、遂に一度もその結界を破る事ができなかった。その多くがオフサイドに見えたためゴール裏から線審に勤務励行を促す「声援」が送られたが、後にテレビで見返すと実に見事な播戸の飛び出しなのであった。

結界。5年前の秋、この地で東京の淡い夢を粉々にした男がいた。松代直樹。この試合でもしっかりベンチ入りしていたから過去形にするのは失礼か。鬼神の如き働きをみせる塩田を目の当たりにして「あの日の松代」を想起した人も多かったのではなかろうか。そこに立ちふさがる見えない壁、そして見えない膜。何をやっても止められた、何本撃っても駄目だった。この日播戸を包み込んだ失望は、かつて僕たちを襲った絶望。後光射す青赤の守護神を前に青黒の夢が霧散していった。

果てしない苛立ちを背負いながら播戸がベンチへ下がる。東京ゴール裏の反応は様々だった。次々と自陣への侵入を果たす不埒な間者が消えた事を歓迎する声もあれば、その逆もあり。僕は後者、つまり播戸に居残ってほしいと考えていた。ここまで続けば今日の播戸は“ない”。今日は播戸の日ではない。まったく非科学的ではあるが、そう確信していたからだ。奪い取れば英雄、さもなくば戦犯。FWとはかくも切ない稼業なり。紙一重の世界で勝負する男たち、東西で明暗を分かつ。

追記:
『今宵ばかりはガンバ大阪を応援します』
個人的に好きな選手であるためやたら播戸選手をフューチャーしてしまいましたが、次回しっかり東京のFW陣がゴールを奪います(笑)。万博決戦の翌日からガンバ大阪のメンバーはアデレード入りしているとの事…アジアを戦うとはかくも厳しいのです。今宵、Jを代表するに相応しい彼らがその攻撃的な姿勢を貫き、見事に栄冠をつかむ事を願っています。そしてそのまま気を抜かず残りのリーグ戦も勝ち進め!(ココ非常に重要)
VAMOS!! LUCAS!!

2008年11月12日付
現在の青赤指数=67(→)
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20絶望
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◎協会にこそベストの人選を望む

「MOTに敬意を表し購入」
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2008年11月11日 (火)

■番組の途中ですがニュース速報です■

佐原秀樹残留確実

嬉しいなぁ

機関紙・東京中日スポーツの記事なのだから信憑性抜群の情報です。昨シーズン末、苦悩の決断の末に選んだ新天地で見事に大輪の花を開かせた佐原が、来シーズンも城福東京「不動の軸」として戦ってくれる事になりそうです。本人も語っているとおり、チーム合流初期は本当に寂しそうでした。『フジ、サリ、ナオ、…サハラさん』グアムキャンプで各色のビブスを渡されるときの呼び名がひとりだけ「さん」付けだったのが、傍から見ていてとても心配に思えたことを憶えています。

嬉しいなぁ

とにかく佐原の人気は想像を超えるものがありました。小平においてファンサービスを行う彼は、一見“ツン”としたイメージを与える流麗なルックスとは裏腹にとても丁寧で温かい印象を与える立ち振る舞いでした。春先から勝手に「佐原必要論」を唱えて強奪計画を啓蒙してきた(笑)このブログでも、佐原を取りあげたエントリーには古巣川崎のサポーターも含め数多くの反応がありました。実はこのブログのアクセス解析によると選手名での検索件数は「佐原」が断トツなのです。

追い風を感じさせる吉報、まずは嬉しいかぎりです。

佐原 いっしょにアジアへ行こう!

□Back Number
佐原秀樹強奪計画(前篇)
佐原秀樹強奪計画(後篇)

追伸:
それにしても、いやぁ本当に…嬉しいなぁ

2008年11月11日付
現在の青赤指数=67(△)
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20絶望
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30暗鬱
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40不安
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□□□□□□□□□□99絶頂

◎上昇要因:
・城福東京最初の「補強」内定(△2)

「東京の空は引き続き佐原が制す」 Photo by Yama-chan
115_good_news

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2008年11月10日 (月)

夢みる権利(前篇)

JR茨木駅から乗車したシャトルバスを降りると太陽の塔が曇天の下でそっぽを向いていた。朝から缶コーヒー1本しか胃に入れてなかった。限られた小遣いで“買い食い”しては母親に叱られていた好物「ヤマザキのカレーまん」を食べながら昔懐かしい街を散歩しようと考えていたのだが、角の煙草屋は姿を消していた。スタジアムとモノレールの駅の間にフードコートが設置されていた。空腹には勝てない僕はフラフラと吸い寄せられるように屋台が並ぶスペースへと歩を進めた。

そこには多種多様なB級グルメが並んでいた。佐世保バーガーがあるかと思えばハワイのロコモコがあったりと、地域密着には程遠いバラエティに富んだラインナップであった。もっともこの節操のなさこそが一番の地域性なのであるが…。せっかくだから大阪らしい安くて美味いものを食べたい、結局行き着くところは豚まんという事になる。味の良さは鉄板。551ブランド・蓬莱の豚まんとアイスキャンデーは勤めから帰る父親が家庭内での支持率を上げるためのキラーアイテムだった。

口内を豚まんの肉汁でベタつかせながらF入口から入場。雨はあがっているのにポンチョの着用率が高い。再び降る雨に備えている人が5割、防寒着がわりに着ている人が4割、理由あって下は全裸という人が1割といったところか。先に潜入した仲間が確保してくれていた場所にバッグを置く。23区指定のゴミ袋に詰めるのが小さなこだわり。この日ある種の“霊魂”が降臨する事となる塩田仁史の左後方、上々のアングル。唯一の誤算は背後にスピーカーが設置されていた事だった。

嫌がらせとしか思えない大音量のアナウンスに耐えながら試合開始を待つ。入場待機列に並ぶ選手たちの姿がビジョンに映し出され、グッと緊迫感が高まる(これは是非とも味の素スタジアムでも実施して頂きたい演出である)。ここで安田理科大学(以下理大と略す)が魅せた。長友佑都にでん!と挨拶がわりの一撃を喰らわせたのだ。さすがカメラポジションを意識した動きの良さは茂庭照幸に匹敵するものがある(モニと違ってボールポゼッションを意識した動きもなかなかだった)。

悪質極まりない不意のショルダーアタックに場内が騒然(?)となったが主審の笛は鳴らなかった。思えばこれがこの試合をヒートアップさせる一因となった数々の“不思議な判定”の伏線だったか。まるで子供のじゃれあいのように安田へやり返す長友の姿に東京ゴール裏の空気が和む。笑うのは試合の後までとっておこう。右手のリストバンドに触れ、左手のリングに口づけする。勝利を祈って、柄でもない密かな儀式。シーズン最終ステージへの生き残りを賭けた決戦の幕が開けた。

□動画 「試合終了後の情景/カボレのシャーまで」

2008年11月10日付
現在の青赤指数=65(△)
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20絶望
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30暗鬱
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40不安
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50平常
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□□□□□□□□□□80歓喜
□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎上昇要因:
・万博で守護神に松代霊降臨(△5)
◎下降要因:
・守備の要の負傷は痛すぎる(▼1)

「スタコラサッサ」
114_runaway

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2008年11月 8日 (土)

夢みる権利(序篇)

曇天の万博公園に光明射す。
最高の気分で祝勝会に突入。
古都で絶品の近江牛を堪能。

帰りの新幹線まであと1時間半。ボケボケのケラケラに酔っ払うだろうから、要点だけ箇条書きでメモしておきたい。なにはともあれ東京を愛でる皆さま…おめでとうございます!さあ、今夜限定で浮かれましょう。どうぞ素敵な夜を!

(1)佐世保とハワイ
(2)魔法使いカボレ
(3)絶対に電池だろ
(4)彼こそ看板選手
(5)唯一の不安材料

see you tomorrow...

「Hopeful Super Express」
113_hopeful_tokyo

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20年ぶりの茨木

よほどの事でもないかぎりこちらの業界ではロスタイムは発生しない。7時ちょうどに東京駅を発車したのぞみ号は定時に京都駅に到着した。同じ新幹線に乗りあわせた仲間とは一旦ここで別れる。観光・食事そっちのけで茨木へ…実に20年ぶりとなる茨木へ。指折り数えて溜息をつく。自分の人生に「20年ぶり」なんてものが介在するようになってきた。いやはや、それなりに歳をとったものだ。

幼少の頃、僕は茨木に住んでいた事がある。阪急茨木ではなく国鉄茨木のエリア。5階建てのマンションの5階、朝起きてカーテンを開けると遠方に太陽の塔が見えた。当時通っていた小学校の前を走る通りは「万博道路」と呼ばれていた。現在のアウェーは過去のホーム。旅先としてまったく新鮮味がないためこれまで二の足を踏んできたのだが、ようやくこの地を再訪する機会に恵まれた。

試合開始までの数時間、ちょっとしたタイムスリップを楽しむ事にする。ただ歩きまわるだけ。ある意味ヒマでしょうがないので携帯電話片手にこのエントリーを更新しながらガンバ大阪のホームタウンを散歩してみたいと思う。雨、そして寒い。最初に購入するものが蓬莱の豚まんからビニール傘に変更となった。エスカレーターを登って在来線に乗り換える。“追い越し車線”が左右逆だ。

ようこそFC東京サポーターの皆さん。デカデカと目立つ《SOCIO》の電飾看板。何の事やらとよく観察するとパチンコ屋なのであった。その先を左折すると…あった!20年前と変わらぬたたずまい、茨木中央スイミングスクール。僕の母親がよほどの妄想癖の持ち主でないかぎり、ここは北京五輪・陸上男子でリレーのアンカーを務めたあの人の奥様も通った名門スクールなのである。

万博道路は「エキスポロード」へ改称されていた。何の事はない、英語への直訳だ。これが中後ならセンターバックになる(最近このネタを一方的に気に入って多用しているがウケが悪い)。おぼろ気な記憶を手繰り寄せつつ僕は懐かしい景色を楽しみ…たかったが雨と寒さでそれどころではなかった。広いはずの道路は狭く、高いはずのビルは拍子抜けするくらいチッポケに見えた。

茨木駅からバスに乗る。やがて左手に母校の薄汚れた校舎が見えてくる。毎日のように通いつめた“ガンプラの聖地”関西ホビー(という名前だったと思う)は姿を消していた。遠くにあると思っていた万博記念公園には驚くほどあっというまに到着した。年齢相応に体内時計も速度を上げている。20年ぶり、しかしはじめての万博。ここで時が止まるような素敵な瞬間に立ち会いたい。

さあ、キックオフ!

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breakthrough -9- FINAL

起点は梶山陽平だった。センターサークル付近でコブラツイストを仕掛けようとする中後雅喜(名字を直訳するとセンターバックだがこの日のポジションはボランチ)を強引に振りほどく東京の10番。ファールと判定された中後が主審にアピールしているすぐ横から『じゃかましいわ』とばかりに手で乱暴に払いのけてプレーを再開した梶山の積極性が光った。それにしてもヒヤリである。リーチがかかっているのだから…この時期に余計なカード収集はご法度。

寡黙なる表情の裏側に潜む凶暴性
密かに認知する隠れ武闘派ふたり
そいつが他ならぬ梶山陽平なのだ
ちなみにもうひとりは…赤嶺真吾

ベビーフェースの華麗なるヒール、鈴木達也が演出した大竹洋平による“とっても赤嶺な”ゴール。鹿島を突き放す3点目で一気に炎上したスタンドだったが、ふたたび鎮火する事になる…またも「3分後」の出来事だった。数ヶ月もゴールから見放されていたとは信じられない田代有三の豪快な一撃。夢の島でサテライトの試合を観戦したファンにとっては10月で2発目の被弾となった。簡単に終わるわけないだろう、そんな声が聞こえた気がした。背中がぞわりとした。

追われる者が感じる脅威、それは怒れる鹿のツノに対する恐怖感だった。鹿島アントラーズは強かった、そして怖かった。リードしていてもまったく気が休まる事はなかった。そんな強い鹿島に真っ向から戦いを挑み、力づくで勝利をもぎ取った事に意味がある。2点目と3点目のグチャグチャ感はまさにその象徴。まだまだ僕たちは挑戦者、綺麗に勝てるはずがない。こうまでしないと鹿島には勝てない、その「こう」を完遂したのがこの日の東京だった。だから、美しかった。

笛が鳴るまで気が気ではない、最後まで緊張感が途切れない素晴らしい試合だった。33,596人の観衆と1,200,000人の視聴者が見届けた熱戦(ビデオリサーチ社によると関東地区のテレビ視聴率は1%で約40万人に換算される)。浮沈をかけたここ一番の大勝負で、3万人超えの味の素スタジアムで、地上波テレビ中継がされる試合で。数々の負のジンクスを撃ち破り彼らは最良の結果を残した。そこに満ちた感動と幸福は120万のうち如何ほどの人々に伝染したのだろう。

強い相手に強く勝つ。首位・鹿島との一戦は東京がひとつ上のステージを目指すための最後のチャンスだった。そして過去幾度となくはね返されてきた厚い壁を見事に突き破った。それでもなお半信半疑なのである。点か、線か。はたしてこれは持続性を伴う革新なのか。東京は本当にブレイクスルーできたのか。“to be ASIA Champ”ガンバ大阪に挑む万博決戦は格好の試金石となるだろう。背中がまたもぞわりとする…ただし今度のそれは武者震いというやつだ。

これに勝てば見えてくるか
今まで見えなかった何かが

【2008年30節】 FC東京(3-2)鹿島アントラーズ ※観衆33,596人

「breakthrough」完

2008年11月08日付
現在の青赤指数=61(→)
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20絶望
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30暗鬱
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40不安
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50平常
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□□□□□□□□□□80歓喜
□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎7時発「のぞみ103号」出発!

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2008年11月 7日 (金)

breakthrough -8-

話の舞台を地球に、具体的には東京都練馬区の富士街道沿いに移す。唐突ではあるがわが家のHDDレコーダーは東芝製である。操作性、特に“かゆいところまで手が届く”と評判の編集機能については他の追随を許さない、最強の東芝製レコーダーを愛用している。一度使ってしまうと二度と競合メーカーには浮気できない、とにかく東芝のレコーダーは素晴らしい!今日は諸事情により東芝をヨイショする。ちなみに二日酔いでガンガン痛むこの頭も東芝に原因がある。

忘れもしない無茶苦茶な準決勝…週末に万博で再会するあの人のおかげだったりする。永久保存したくなる感動の瞬間が生まれる事を確信し、2004年10月に新宿の量販店で購入したHDDレコーダー。ずいぶんと昔のモデルだからダビング10機能には対応していない。そのおかげでコピーワンスな鹿島戦の保存作業、つまりDVDメディアへの「移動」は絶対に失敗が許されない緊張感に満ちた作業となる。だからしばらくハードディスクに残したままでおこうと考えている。

和名「前転」、英名「Forward Roll」、通称「でんぐり返し」。

でんぐりってどういう意味なんだろうか?録画した映像を繰り返し眺めながら素朴な疑問が浮かぶ。交代直後に結果を残してしまう恐るべき必殺仕事人、大竹洋平がでんぐり返った。おおよそサッカーとは縁のないはずの前転動作。大女優・森光子が封印を宣言した必殺技がまさか味スタで蘇るとは。スタンドからそれを目撃した瞬間、何が起きたのか理解できなかった。確かだったのはボールがゴール内に転がり込んだ事、そして副審が忌々しい例の旗を揚げなかった事。

この摩訶不思議なゴールに対する評論はまっぷたつに分かれた。天才的なセンスが生んだ非常にレヴェルの高いゴールと認める「肯定派」と、ゴール前のゴチャゴチャでたまたま足に当たっただけと判断する「否定派」。前者の代表は金田喜稔氏、そして後者の代表は…原博実氏(それも100%偶然と断定する強硬派だったりする)。ふたりが発したコメントがあまりに違っていたため僕は思わず吹きだしてしまった。本件については別途、時間をみつけて触れてみたいと思う。

“神の子”が披露したのはでんぐり返しだけではなかった。お尻をペタンと地面につけた状態で両の手足をグイと伸ばして、まるでテディベアのような体勢で浮かべた満面の笑み。身体を引き起こしてもらった殊勲者へチームメイトが祝福に訪れる。テレビにはテレビなりの楽しみかたがある。僕が密かに観察しているのは長友佑都のリアクションだったりする。情報番組のインタビューによると大竹と長友はプライベートでも仲が良く、お互いのプレーを批評しあうまでの間柄だという。

僕が“岩瀬のスライダー”と呼ぶ(あまり仲間の賛同を得られないのだけど)あの大宮戦のFK。芸術的なゴールを奪った大竹に選手たちが駆け寄るシーンが興味深かった。真っ先に飛びついた石川直宏を筆頭にどの選手も笑顔、笑顔、笑顔。そんな微笑ましい状況で少し遅れて輪に加わってきたのが彼だった。厳しい表情を崩す事なく、声もかけずに…ベシッ!大竹の頭に一発「ビンタ」を喰らわせただけでそそくさと定位置に戻っていったのがジュピター長友だったのである。

はたして今回はどうだったか。大宮戦と同じく笑顔はみせなかった長友だったが、そこには前回と少しだけ違う雰囲気が漂っていた。うまく書けないのでうまく書こうとする努力は避けるが、そこからはお互いを理解しあう戦友でありながら改めてその才能に感服した、そんな汗臭い酸鼻…違う、汗臭い賛美が伝わってきた。それでも長友は笑わない。一秒たりとも気を抜く事なく、気合の塊と化して戦っていた。鬼気迫るその表情は、試合が終わってもなお、消える事はなかった。

試合終了直後のスローリプレイ。
咆哮する長友佑都の姿が映る。
この日のベストショットであった。

「breakthrough -9-」につづいてしまう…早く終わらせないと!

2008年11月07日付
現在の青赤指数=61(→)
■■■■■■■■■■10発狂
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20絶望
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30暗鬱
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40不安
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50平常
■■■■■■■■■■60希望
□□□□□□□□□70幸福
□□□□□□□□□□80歓喜
□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎よく見たらでんぐり返っていないけどね

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2008年11月 6日 (木)

breakthrough -7- (長友佑都賛歌4)

「breakthrough -6-」より宇宙的スケールでつづく

左胸で力強く動く赤い心臓に加え、右胸で静かに眠る青い心臓。もちろん正確にはこれは心臓ではない(だいたい心臓がふたつあるなんてあまりに非科学的ではないか。このような馬鹿げた話が僕は大嫌いなのである)。話を戻そう…青い心臓、これこそが長友を超人たらしめる生命の核「太陽炉」なのである。それは多量の水素とヘリウムに満ちた木星環境でなければ創造できない奇跡のエネルギー源。この太陽炉を稼動させる事で、長友の二段ロケットが噴射するのである。

メディアへの露出も増えてきた。いずれ秘密が明らかにされる。その前にこの人だけには伝えておきたい。4月の東京ダービー初戦、チームを劇的な逆転勝利に導いた直後、長友は周囲の視線を避けるように指揮官をロッカールームへ続く通路沿いの一室へ誘った。衝撃の告白に城福監督は驚きを隠せず、動揺のあまり長友が手渡した木星土産のヘリウムガスを誤って思いきり吸い込んでしまった。時間がない…監督は激しい動悸を鎮めながら試合後の記者会見に臨んだ。

その声は、ヘリウムのせいで変わり果てていた。

鋭く切り込むカボレの引力に導かれた岩政大樹、そこに生まれた漆黒の闇。グラウンダーのパスに飛び込んだ羽生直剛であったが、すべての物質を吸い込むブラックホールの前ではその宇宙パワーも通用しない。ラインを割る事を拒否するように宙を舞うボール、現代理論では証明する事ができない物理的現象。もはや不可能を可能たらしめるのは長友しかいなかった。木星帰りのニュータイプが事象の地平面に沈みゆく球体を引き寄せる。そして生まれたゴールという超新星。

長友佑都という木星、それは快楽をもたらす者。

追記:
中学生の頃は天文部に所属していて、毎夜、天体望遠鏡の向こうに広がる大宇宙に心をときめかせておりました…すみません、嘘です、星の事などまったく知りません。「木星」に関するそれっぽい薀蓄はすべてWikipediaの情報を参考にさせて頂いた知ったかぶりです。しかも現実世界で科学的に証明されている事柄と、《ガンダム》の世界で描かれている絵空事とをごっちゃにしているのでもはやムチャクチャであります。どうぞあまり深く考えずに読み流してやって下さい。

2008年11月06日付
現在の青赤指数=61(→)
■■■■■■■■■■10発狂
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20絶望
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30暗鬱
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40不安
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50平常
■■■■■■■■■■60希望
□□□□□□□□□70幸福
□□□□□□□□□□80歓喜
□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎もう少し頑張れオーストラリア

「次回シリーズ最終回です」
112_the_joker

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2008年11月 5日 (水)

breakthrough -6- (長友佑都賛歌4)

□前回までのあらすじ
いまさらながらカボレというのは凄い選手なのである。

左サイドでボールを受けたカボレが前方で「ため」を創る。対面に構える内田篤人が呼吸を止め、やがてスタジアムを流れる時間が止まる。瞬間、一気に重みを増した空気に圧されたすべての人々の身動きが禁じられる…ただひとりを除いて。重力の井戸の底で己だけが足枷を解かれたかの如く、その男は異次元のスピードではるか後方から一気に駆けあがってきた。瞬きすら許されない僕たちは、口を開けたままその姿を網膜の奥にある視細胞で感受する事しかできない。

長友佑都はどこまでも走る事ができる

初期のテレビゲームを思い浮かべる。ポリゴン処理とは縁のない二次元の世界で描かれたカーレース。上空から見下ろすアングルで操作する妙に角ばったマシンはコントローラーから送られる信号に応じて単調な動作を繰り返す。一切の減速を伴わずに方向を変え、スリップせずにコーナーを曲がりきる。激しい衝突にもダメージを受けず、燃料を補給する事なく走り続ける。それはゲームだから黙認された不自然な世界。その「不自然」が血の通った人間によって具現化された。

長友佑都はいつまでも走る事ができる

僕たちは感謝しなければならないのかもしれない、縦105メートル×横68メートル(※)というフィールドの大きさ、そして前後半あわせて90分というプレータイムの長さを近代サッカーの“枠”として定めた国際サッカー評議会の判断に。もしこの枠が少しでも広く、少しでも長くなれば、長友佑都という稀有な存在の特殊性はさらに衆目を集める事となり、中東の石油王や世界の大富豪たちがこぞって彼を獲得するため山のようなバナナ…否、札束と金塊を準備するであろうから。
(※)FIFAが規定する世界選手権大会におけるフィールドの大きさ

瞬発力と持続力。並び立つ事が許されないふたつの才覚、その驚くべき共存。何故、長友佑都だけ走り続ける事ができるのか。それは彼が選ばれし存在だからである。ひとり銀河系軍団…これはあまり知られていない事だが、彼は幼少時代を木星で過ごしたという説がある(つまり彼は東福岡高校サッカー部に所属した最初の木星体験者という事になる)。地球の約2.37倍とされる重力環境下で彼は地道に鍛練を積んだ。そして我々の常識では理解できない能力を身につけた。

勘の鋭い方なら彼の背番号が木星、すなわち「太陽系5番目の惑星」を意味するという事にお気づきのはずだ。そして巨大で荘厳なイメージのある木星が、実は太陽系の中で最も自転速度が速いというのもまた、この惑星と駿足SBのイメージを結びつける象徴的な事実である。驚異のパフォーマンスを支える奇跡のメカニズム。長友は通常の人間より少しだけ多い4つの肺をもつ。しかしそれだけではなかった。実は彼の体内ではもうひとつの“心臓”が脈動しているというのだ。

「breakthrough -7-」へつづく

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2008年11月 4日 (火)

そこに漂う空気

いつもご覧頂きありがとうございます。ダラダラ書き続けている《breakthrough》シリーズをひと休みさせて頂き、ちょいとCoffee breakを。平山相太の2点目に救われて、さらにその後の“余興拒否”に救われた天皇杯・ベガルタ仙台戦の雑感。このブログにしては珍しく「ゴール裏」について触れています。十人十色のご意見あろうかと思いますが、ご一読頂けますと幸いです。それにしても本当に勝ててよかった。万が一の事態が発生していれば呑気に鹿島戦を振り返っている場合ではなかったはずですから…というわけで次回以降、打ち切りの危機を脱した上記シリーズの残り2回(予定)を書かせて頂きます。

『調布までバスが出ているよ』奥様のそんなアドバイスに、なるほどそんな手があったかとスーツケースを転がてエアポートリムジンの5番乗り場を目指した。しかし無情にも3分前にバスは出発したばかり、そして次のバスまでは小一時間の待ち。あわてて一度は別れた妻子を電話で呼びとめ、京浜急行の改札口で再合流。品川駅まで家族旅行が延長される事となった。それにしても羽田空港から飛田給(付近)までバスで乗りつけるなんて滅多にないチャンスだから試してみたかった。調布インターを降りるときスタジアムの雄大な姿を視界に捉え気持ちを高めたかった…残念。

長浜のとんこつラーメン、辛味のきいたスープのつけ麺、そしてオタフクソースをかけたお好み焼きと、J2を感じさせるグルメを精力的に制覇してきた。羽田で「萩の月」でも売っていたら冗談半分でそれを仲間たちへのお土産にしようかとも画策したが、そこまで時間に余裕がなかった。面倒な乗り換えを2回、新宿駅で京王線に乗り換えるあたりから完全にいつもの行動パターン。なかなか戦闘モードに切り替えられないのは、いつもよりややカジュアルフォーマルな服装と大きな荷物のせいだ。ゴロゴロというスーツケースの車輪音と旅行気分をひきずりながら12時過ぎに味スタへ到着。

自由席の当日券は2千円…それにしても高いよなぁ。

負けるわけにはいかない「格下」との対戦。ちょっとした気の緩みからスタジアムの空気が歪み番狂わせが生じる事、過去に多数。枚挙に暇のない事例が余計な(余計に)緊張感を高めてくれる。ついでに前日“ご近所さん”が身をもって天皇杯初戦を勝ち抜く難しさを証明してくれた。もっともこのケースはどちらがジャイアントか、まるでわからなかったというのが実情だったが…それにしても消化試合を強化試合にしている広島、誠に恐るべしである。来シーズンは緊張感に満ちたつけ麺(地元の人はあまり食べないみたいだけど)とお好み焼きを食する事になりそうだ。

雑感といいつつ試合内容については一文字も触れない。

勝てばいい、勝つしかない。「格上」の立場にある以上、こういう試合をキッチリ90分で制した事がすべてである。細かな採点なんて必要なし、仮にそれを求められるのなら黙って100点を提示する。ダイジェスト番組で映し出されるのは平山相太のゴールであるが、実質この勝利を手繰り寄せたのは塩田仁史の奮闘に他ならない。すなわち昨日の試合は十二分に敗れていた可能性があったという事だ。しかし繰り返すがそういう試合で勝利を収めた事に意義がある。天国と地獄を隔てる紙一重の差、鳥取行きの航空券を購入していたファンは気が気ではなかっただろう。

ウィットに富んだ笑いと単なる悪ふざけ、これも紙一重。

“やりにくい”試合へ臨むにあたっての注意喚起、気持ちを緩めず元旦を目指す姿勢はメディアを通じて僕たちにも伝わってきていた。監督しかり、選手しかり。しかし残念ながらこの日のゴール裏は小平から発信されたメッセージに呼応できていたとは思えない。そこに漂うのはいつもの天皇杯初戦の空気、それどころか「ミヤザワ」「ユキヒコ」との再会というサイドストーリーが添えられていた事で、より緩やかな空気が充満していた。試合前後ならともかく試合中に宮沢正史へコールを送る必要はない。そんなゴール裏を一望して笑みを浮かべた彼にも失望した…試合中だぞ!

いまでも宮沢正史が好きだ、だから僕は腹立たしかった。

東京の勝利をサポートするために行動を起こすのなら、やはり試合前には選手全員に声援を送りたいものだ。細かな経緯は知る由もないが、いつの頃からかキックオフ前のコールが省略される事が増えてきた。この日も発生したのは塩田コールだけ(それで塩田が大活躍するのだから笑うに笑えないのだが)。正直なところ『やらない理由がわからない』というのが僕の考え。それ以上の効果を伴うのなら他の行動を取ればいいと思うが、お決まりのチャントを延々と歌い続けるくらいなら、せめて試合直前の時間帯はパターン化させたほうが“入りやすい”と思うのだ。

空気を読めない人間に、空気を創りだす事などできない。

変化を起こすためには、変化が起こりつつあるという空気を創出せねばならない。いつも笑顔を絶やさぬ人が突如として真剣な表情をみせる、そういうギャップはとても効果的だ。まだその時期ではないという考えもあるのかと思う。秘すればこそ花、ここぞの瞬間を迎えるまで抜刀せず。思料深い計算が隠されているのなら感心するが…。そもそも僕はゴール裏の楽しげな空気に惚れて味スタへ通いはじめた。毎回スーツケースなどよりはるかに重い荷物を抱えてスタジアムに乗り込み、応援をリードしてくれる彼たちには敬意を抱いている。そしてその影響力に期待している。

だからこそときに苦々しく思うのである、『もったいないな』と。

【第88回天皇杯4回戦】 FC東京(2-1)ベガルタ仙台 ※観衆10,528人

2008年11月04日付
現在の青赤指数=61(△)
■■■■■■■■■■10発狂
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20絶望
■■■■■■■■■■
30暗鬱
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40不安
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50平常
■■■■■■■■■■60希望
□□□□□□□□□70幸福
□□□□□□□□□□80歓喜
□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎上昇要因:
・どうにか砂丘行きの切符を獲得(△1)

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2008年11月 2日 (日)

breakthrough -5-

もしかすると心の中で自ら号砲を鳴らしているのかもしれない。Set...静かに前を見据え、Ready...ポンと蹴りだし、Go!...一気にバビューン。それは短距離走のファイナリストがみせる実に優雅なる加速。「バビューン」は「ズドォーン」「バキャーン」にも代替可能である(いずれもウチの奥様の感覚に基づく擬音表記)。カボレの凄みは2歩目にあり。ストライドというおおよそサッカーに似つかわしくのない(あまり耳にする事のない)天性の武器を彼は携えている。

明らかに他と一線を画する存在、明らかに他と一線を画する空気。その名は、カボレ。クラブ史上過去に類をみない“ゴタゴタ感”を伴ってまで獲得に踏みきったその価値を改めて認識させてくれたのがこの鹿島戦であった(ゴタゴタ感…アモローゾという選手については…まぁ…獲得に至らなかったという事で)。“機関紙”トーチュウによると彼は膝の痛みに耐えながらプレーしているのだという。右膝?左膝?正直なところわからない。それもまたひとつの、カボレ。

本当に膝が痛いのか?あるいは内田篤人がこう感じたかもしれない。松本アルウィンの歴史に名を刻む美しいミドルを決めた(決めやがった)壮麗なる美青年はやがて対面の怪物に次々と侵入を許す事になる。そう…2点目は剛、3点目は柔による得点とでも書かせて頂こうか。前半は抑え込んでいたのに…これまでの経験則からは対応しきれぬ未知なる加速、彼は明らかに「2歩目のバビューン」に面食らったはずだ…まさか・そこ・から…そんな間合いからの一刀両断。

閑話休題…こうも馬鹿馬鹿しく小刻みに長々とブログを更新しているのは、ひとえに強い鹿島に勝てた喜び、強い鹿島に真っ向から挑んで(しかも鹿島の強さを十分に感じさせて頂いたうえで)勝てた震え、そんなところからきている。ところがオイオイ鹿島よ、何をやっているんだ?…な天皇杯初戦。秋の風物詩とはいいながらもいやはや怖い、怖いよ。ベガルタ仙台は怖い。鹿島戦と同日、彼らがセレッソ大阪にどんな勝ち方をしたかご存知?…これは必修の予習課題。

話を戻す…大学生相手にも無類の強さを誇る王者・鹿島に対する鮮烈な勝利。結果として岩政大樹に助演男優賞が贈られる事となった。長身ストライカーの侵入に驚いた強面CBが(そういえばこの日のCBはふたりとも僕たちとは因縁浅からぬ関係であった)選んだ進路に決して誤りはなかったはずだ。未体験の速さに惑う背番号2をフォローする背番号3、しかしそうしてカボレによって引き出されたスペースから“泥臭い”ふたつのゴールが生まれる事になったのだ。

長友佑都と大竹洋平。
城福東京の躍進を牽引した若武者たちが生み出した入魂の一撃。あの興奮を「原博実」そして「梶山陽平」あたりをからめて書き残しておきたい…はて、いったいいつになったら終わるのやら。

「breakthrough -6-」へつづく

2008年11月02日付
現在の青赤指数=60(→)
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20絶望
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30暗鬱
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40不安
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50平常
■■■■■■■■■■60希望
□□□□□□□□□□70幸福
□□□□□□□□□□80歓喜
□□□□□□□□□□90熱狂
□□□□□□□□□□99絶頂

◎優勝って…やっぱりイイよね

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